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いまの気持ち


告別式が無事に終わり少しずつ日常が戻りつつあります。
この1週間の間に一生分の涙を流したような気がします。

何をしても、何を見ても苦しくて、自分を責めて、消えてしまいたいと何度も思いました。

でも、私が消えてしまったら、私のM達も会社のスタッフも催眠SM性感クラブのキャストも全て投げ出してしまうことになる。

私が最悪な行動を取らず、立ち直れたのは、心配してくれ支えてくれる仲間が沢山居たからです。
人の優しさや温かさが心に染みました。

荷物の整理しながら手が止まり、アルバムを眺めながら涙を流して、好きだったものや好きな食べ物を見たり、夏休みに行こうって約束していた映画やイベントの予定が書かれたカレンダーを見ると泣いてしまいます。

まだ傷は癒えてないし、完全に癒えることは無いとは思いますが、それでも少しずつ前を向いて行こうと思う。

私の個人的事情で、約10日もお店を閉めることになったのに
「いいですよ。私達のことは気にしないで」 
と言葉を掛けてくれた催眠SM性感クラブのキャストのみんな。
全てのセッションをキャンセルすることになったのに
「大丈夫?」
と気に掛けてくれて、予約の調整して再度予約して下さったお客様達。
心配してラインやメッセージを送って来て下さった皆様。
いまは、そっとしておこうと見守ってくださった方々。

ラインやメッセージの全てに返せていませんが、1つ1つきちんと全て読んでおります。

沢山の人達から、励ましや温かいお言葉や優しさや愛を貰い、みんなの為にも早く立ち直らなければならないと思い力付けられました。

と同時に非難や苦言のお言葉も沢山頂きました。

プライベートと仕事は別でしょう?
プライベートで辛いことがあったからって、クラブを閉めたり、セッションをキャンセルするのは違うんじゃない?
プロなんだから、何があってもセッションの予約は受けるべきだと思う。
いつも自分のことをプロと称してるのに、そんなことも判らないの?  

家族が亡くなっても、平然と仕事してたら、そっちのほうが怖いけど。

家族が死んだのは、実愛さんのせいだと思う。
私は、死んだ家族の気持ちが解る。
どうせ、冷たく突き放したんでしょう?
死ぬほど追い込んだんじゃないの?
いつも愛だとか、綺麗事言ってても自分のこととなると別ってことね。

と言って来る人もいるし、顔を合わせてもあからさまに避けて来る人もいました。

この人達は、自分の大切な人が亡くなった時も、自分に同じことが言えるのかな?

ネットニュースなどで、事故や事件の被害者や、その家族に追い打ち掛けるようなコメントしている人達がいますが、自分の身の回りにもそういう人達がいて驚きましたし、とても悲しかったです。

身内を亡くした人は、それが病気であろうと事故であろうと
「あの時ああしておけば…」
「何かもっと出来ることがあったのでは?」
と誰もが自分を責めると思います。

そうやって傷付いて悲しんでいる人に、追い打ちを掛けて何が楽しいのでしょう。
弱ってる相手なら、遠慮なく叩けて、相手を非難することで自分が正義であるかのように感じているのだと思います。

人には、それぞれの正義があるから、そういう人達を非難したり否定するつもりはありません。
その人達にとっては、それは正しさなのでしょうね。

ただ、私とは価値観が全く相容れないし理解出来無いから、今後は仲良くは出来無いと思います。

私は、自分が傷付いた弱者で優しくされる理由があるから、優しくされて当たり前とか、優しくして欲しいと言っているわけではありません。

私の心身が健康な時や、その言葉や態度が私に向けられたもので無かったとしても、そのような人とは仲良く出来無いと思います。

例えば、一緒にニュースなどを見ていて事件の被害者に対して
「そういうところに行くからだよ」
とか、その家族に対して
「家族が悪いよね」
と聞いたら嫌な気持ちです。

もう1つの側面を見るとすれば、自分が転んだ時に誰が手を差し出してくれるかは、自分のそれまでの生き方でもあるので、誰も手を差し出してくれなかったり、弱ってるのを足蹴にされるとすれば、私にもその一因があったであろうというのも理解しています。
知らないうちに恨み辛みをかっていて、ここぞとばかり叩いて来たのかもしれません。

こういう時には、相手との関係性がはっきり判りますね。
自分の人間関係を見つめ直す良いきっかけにもなりました。

自宅は引っ越すことにしました。
心機一転です。
(病院で息を引き取ったので事故物件ではありません)
遺品の整理もまだまだあるし、引っ越しの荷物も整理しなければならないし、このタイミングでSMクラブの待機室も良い物件が見付かって、クラブオーナーとの話し合いで広告展開を見直すことになったので、やらなければならないことが山積みです。
(+昼職の会社の経営もある)
忙しく身体と頭を動かしているほうが気持ちが紛れるような気がします。

いつも寝ないで働いているのが私らしいと思います。
まだ泣いてしまう時があるかもしれませんが、そんな時もきっと周りのみんなが支えてくれると信じています。

次に皆様に会う時は、泣き顔でなくて笑顔で会いましょう。

催眠SMクラブ所属 長門実愛









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