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【骨折】ギタリストが腕相撲をやってはいけないたった一つの理由

「いきなり何を言ってんだこいつは?」と思われるかもしれませんが、半年ほど前に腕相撲をやって骨折していました。いや、痛かった。

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「素人の腕相撲でも折れるんか」と驚きましたが、その手の骨折は病院的には「あるある」らしいです。
骨折自体は「当面不便だろうなー」くらいの印象はもちろんあったのですが、ついでに橈骨神経麻痺・後骨間神経麻痺が併発、というのもよくある話だそうなのです。こいつらが大変な困り者でした。

橈骨神経麻痺・後骨間神経麻痺について

それぞれ簡単に言いますと、こんな感じの症状です。

・橈骨神経麻痺 → 手首が持ち上がらない
・後骨間神経麻痺 → 指が開かない

要は、数ヶ月に渡ってギターなど到底弾けない状態になります。(私の場合は幸い、4~5ヶ月ほどで不自由ないくらいには回復しました)

ギターを弾くのはもちろんですが、「ペットボトルの水を飲む」とか「PCのキーボードを打つ」といった日常動作もままならなかったので、これは相当に辛かったです。
「ズボンや上着のポケットに入れた物を掴めない」というのも地味に不便でした。(手をグーにしたままでは取れない、といったイメージ)

橈骨神経麻痺(手首の動き)は1~2ヶ月、後骨間神経麻痺(指の動き)は5ヶ月程度かけて徐々に治り、2022/2現在は日常動作で困ることもほぼないですが、「人差し指を反らす」という動作はまだちょっとだけ支障があります。

退院直後からちょくちょくギターには触れるようにしていたのですが、何しろ全然動かない。感覚的には、「初めてギターを触った日よりも断然弾けない」といったところでした。
医師からは「必ず治りますよ」と言われていたものの「いやこれほんとに大丈夫か」と正直かなり不安でした。

治るまでにやったこと

とにかく手・指を動かそうとしていました。
ネットで調べるに、「やり過ぎは良くない」という話もありましたが、「動かそうとしない時間」のせいで治りが悪くなるのでは、と気が気でなかったです。
手首や指の固定器具を買って試したりもしましたが、今にして思えばこれらは別に要らなかった気がしています。

医師からは「放置推奨」と言われてましたが、鍼灸にも通いました。
1軒目はあまり手応えなく、今現在も通う2軒目は比較的効果を実感できている印象です。※当初は自分ではろくに動かせないので、強制的に筋肉を動かせる電気治療を長めにやってくれるところの方が安心感がありました。

…しかりながら、色々やってみたものの正直、一番回復に貢献したのは「時間」・「自然治癒」だと思っています。(鍼灸の先生も、「治療はあくまできっかけで、日ごろの生活やリハビリが大事」と仰っていました)

その意味では、「ちゃんとお風呂で温まる」みたいな話が大事なのかもしれません。

ただ、「治ってきている」という実感を持てない期間は限りなく不安だったので、自分なりに納得できる・後悔しないような動きをしつづけ、不安を払拭できるようにするのがベストかと思います。

なお、プレートを埋めて固定するような手術をした場合、稀にプレートが神経を圧迫していて治りが遅いこともあるようなので、あまりに経過が良くない場合は医師に相談すると良い、と聞きました。

おわりに

いつも以上に取り留めのないお話になってしまいすみません。。

最後になりますが、こんな記事をご覧になるくらいギターが好きな方は、ぜひ今後腕相撲はしないでいただきたいところです。

色々と考えさせられた貴重な経験ではありましたが、しないで済むならしたくないですからね。人によってはもっと長引いたり、動きがあまりもどらないケースもあるようですから。

また思いついたときに、骨折・神経麻痺系のネタを書いていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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