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どめすの読書記録

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#ビジネス書レビュー

【あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方(佐藤舞)】【#読書記録30】

やりたいことが多いのに時間がない。 大人になってから本当によく感じることがある。 でも実際にはすべての時間を何かしらの学びに使ったり、何かしらの練習をしたりすることなく、だらだらスマホでSNSを見たり、休日を眠って過ごしたりしてしまう。 そんな時間を無駄にしてしまうと感じている人にとって、考え方を改めるきっかけとなる本である。 本書は様々なビジネス書で語られている時間・タスク管理のテクニックだけでなく、哲学者や思想家の言っていることであったり、統計データを用いたりと多様

対話の力を考える。【読書記録#23】【『ダイアローグ 価値を生み出す組織に変わる対話の技術』熊平美香】

「コミュニケーションが不足している。」 最近職場でキーワードとして挙がっている、コミュニケーション不足。 仕事・作業内容にもよると思うが、コミュニケーションはほとんどの仕事で必要な能力となっている。 コミュニケーションといっても、その内容は多岐に渡り、つかみどころのない言葉だなぁとつくづく思う。 その中でも、今回読んだ本は「対話」にフォーカスしている。 普段言われている「コミュニケーション不足」は対話不足なのではないかというところもあったので、ヒントが得られるとよいなと

普段どんな「価値」を買っているんだろう?【読書記録#22】【『ドリルを売るには穴を売れ』佐藤義典】

買い物するときに、「モノを買うときに、どんな『価値』を買うことになるのだろうか」と考えたことはあるだろうか? いざ問われると考えるのだろうが、深く考えて購入することはあまりない、というのが自分の回答である。 本書はマーケティングの入門書として執筆され、初心者にもわかりやすいようにストーリー仕立てでマーケティングの考え方を教えてくれる。タイトルにも現れており、購入する人が何を求めているのかを考えることがマーケティングの根幹だと述べている。 今一度タイトルの意味に触れること

【読書記録#8】『任せるコツ 自分も相手もラクになる正しい“丸投げ”』山本渉

仕事は自分でやった方が早いと感じているどめすです。 会社員として働いていると、教育係になったり昇進をしたりして、いわゆる後輩・部下といった存在ができるようになる。 どうやったらその人たちを成長させることができるのか。上司として働くうえで、毎日の課題として向き合うべき事柄である。 実際に「仕事を処理する」という一点であれば、自分が対応に回った方が早いときが多い。しかしそれでは後輩・部下が成長しないだけでなく、仕事ができる人間が育たなくなるので、会社全体の成長につながらない。