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どめすの読書記録

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#ビジネス書が好き

【あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方(佐藤舞)】【#読書記録30】

やりたいことが多いのに時間がない。 大人になってから本当によく感じることがある。 でも実際にはすべての時間を何かしらの学びに使ったり、何かしらの練習をしたりすることなく、だらだらスマホでSNSを見たり、休日を眠って過ごしたりしてしまう。 そんな時間を無駄にしてしまうと感じている人にとって、考え方を改めるきっかけとなる本である。 本書は様々なビジネス書で語られている時間・タスク管理のテクニックだけでなく、哲学者や思想家の言っていることであったり、統計データを用いたりと多様

【『行動経済学が最強の学問である』相良奈美香】

行動経済学。 10年ほど前か、私が学生の頃にもちょっとだけ聞いたことがある経済学の一分野。 私自身が経済学を専攻しているわけではなかったため、その時はなんとも思っていなかったのだけれども、人気の本を眺めていると本書が目に飛び込んできた。 「そういえばあの時聞いた行動経済学ってどんな分野なんだろう?」と思い、いざ行動経済学の門を叩くことに。 本書によると、行動経済学は近年非常に注目されている学問ではあるものの、学問としては若すぎるため、体系化ができていないとのこと。そこ

普段どんな「価値」を買っているんだろう?【読書記録#22】【『ドリルを売るには穴を売れ』佐藤義典】

買い物するときに、「モノを買うときに、どんな『価値』を買うことになるのだろうか」と考えたことはあるだろうか? いざ問われると考えるのだろうが、深く考えて購入することはあまりない、というのが自分の回答である。 本書はマーケティングの入門書として執筆され、初心者にもわかりやすいようにストーリー仕立てでマーケティングの考え方を教えてくれる。タイトルにも現れており、購入する人が何を求めているのかを考えることがマーケティングの根幹だと述べている。 今一度タイトルの意味に触れること

【読書記録#10】『学びを結果に変えるアウトプット大全』樺沢紫苑

読書記録がついに大台の2桁に乗って嬉しいどめすです。 週に1回だけど、このくらいアウトプットを続けられたのは自信になっています。 さて、今回はタイトルの通りアウトプットにまつわる本。アウトプットには様々な形があり、本書でそれぞれのメリットが語られている。 本書で勉強になったところはこちら。 ①自己成長量はアウトプットを行うことでさらに増える 本を10冊読んでそのアウトプットをしない人と、本を3冊読んで3冊ともアウトプットを行う人だとどちらが成長するか。後者の方が記憶の定

【読書記録#6】『厨房の哲学者』

朝の情報番組、「羽鳥慎一モーニングショー」で紹介されていたので購入。 著者の脇屋友詞さんが、中学生からお父さんに命じられた形で中華料理店で働くことになり、そこから中華料理の道を究めるという内容のエッセイ。 多くの人は、自分の夢や職業について、なりたいと思ったものを志していく。実際なれるかどうかはさておき、自分の意志でなりたいものまでの道筋を決めていく。だから若いうちはどんなものにでもなれる、そんなことを考えてしまう。 しかし脇屋さんは違った。易学者(簡単に言うと占い師みた