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酒飲めない?じゃあBar行けよ~サントリーという”企業を呑む”、そんな他者目線~

とある日のノンフィクション

Sさん「マスター、いつものお願い。」

バーテンダー「かしこまりました。こちら、サントリーでございます。」

アルコール業界におけるサントリーの偉大さ

お酒業界でのサントリーのシェアは恐ろしい。

角ハイボールで有名な「角瓶」を始め、「山崎」「白州」「響」などの高級ウイスキーも展開している。みなさんは「プレミアムモルツ」の方が馴染みがあるかもしれない。

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最近はジャパニーズウイスキーの人気による高騰で調子がいいのか、営業の人の態度がアレコレなんて噂も聞くけど、まぁブランディングってそういうもんだろとも思う。

Sさんは一滴もお酒が飲めない

Sさんは実はお酒が飲めないのだが、大丈夫なのだろうか。

琥珀色がロンググラスに満たされており、きっと水割りなんだろうと予測できるが、ウイスキーはアルコール度数が約40度なので心配である。

オチを言ってしまうと、Sさんの飲んでいたのは、ただのウーロン茶だったのである。

ノンアルコールカクテル

最近はノンアルコールビールが一般的になってきたが、少し前はあまり見かけなかった。なのでお酒が飲めない人は「サラトガクーラー」や「シャーリーテンプル」なんかを頼んでいたと思う。

ただ、ウーロン茶は盲点だった。もちろん、初めて行ったお店でいきなり「サントリーを。」といっても伝わらないし、常連ならではの「お遊び」かもしれない。

ちなみに、この店はハイボールが良く出るBarなのだが、オレンジジュースよりも「琥珀色のロンググラス」の方が、周りの雰囲気になじむとのことで頼まれているらしい。素晴らしい他者目線だ。(好きなもん飲めばいいんだけどね。あの方なりの美学なんだろう)

とにかく、Barでノンアルコールを頼むことは少数派ではあるものの、決して異端ではなく、許容された行為だと声を大にして言いたい!

究極を言えば、「綺麗なうすはりグラスに、気泡のない氷と水をそそぐ」ぐらいのミニマムな飲み物もアリだと思うけどね。

家で水飲むときも、YoutubeでJAZZでも流して目をつぶれば、仮想Bar体験が出来る。この自粛期間中にイメトレしていただいて、Barの敷居を下げつつ、のちの楽しみとしてワクワクしてもらえば幸いです。




 

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