「かっこいい」という価値観
こんにちは、今回は僕が車屋をやっていて思ったことを書きます。
「かっこいい」ものが何かわからない
僕が車屋を始めた時、車のことなんて何も興味がなく、好きでもありませんでした。
しかし車屋をやっていく中でたくさんの車を見ます。
そしてその車に対して他の会社のメンバーやお客様は「かっこいい」と言います。
僕は何がかっこいいのかわからず、「これがかっこいいのかー?わからん」と思っていました。
知識が必要
会社の方針として僕たちは比較的高級車と呼ばれる車を扱います。
しかし「かっこいい」かもしれないけど、僕だったらこんな高いお金を出してまで、燃費は悪い、運転しにくい、高額な修理費がかかる、利便性がないような車を買いたいとは思いません。
そして1年以上車屋を続けていく中で、だんだんとどんな車が「かっこいい」と呼ばれるのかがわかってきました。
自分の感性では相変わらずかっこいいとは思いませんが、この部分に対して「かっこいい」と言ってるなとか、このデザインに対して言ってるなとか、そういう誰かが「かっこいい」と言った積み重ねでわかってきました。
つまり、「かっこいい」とは、感性ではなく知識なんだと思いました。
じゃあその人たちは何を持って「かっこいい」と言っているのかを考えました。
それは、多く売れている車、人気の車だなと思いました。
「かっこいい」車は人気があって売れるのです。
人気があるから「かっこいい」ということです。
「かっこいい」=知識
最初に車屋を始めた時、社長に聞かれたのが「あつとくんの好きな車は何?好きな車を販売するのがいいよ」でした。
そこで僕は興味がないながらも自分が好きだな、かっこいいなと思う車を無理やり見つけました。
しかし車の知識がある程度付いた今、「かっこいい」車が何かをわかってきた今では、当時自分がかっこいいと思っていた車は、今はそう思いません。
つまり、知識がないのに自分が好きなものとか、かっこいいと思うものがあるわけがないのです。
自分がかっこいいと思う車なんていうものはなく、「かっこいい」と言われ人気のある車がかっこいいということです。
「かっこいい」と思うことは、感性かと思われますが、知識です。
何も知らない人に知識を教えるように、「かっこいい」を知らない人にも同じように教育する必要があるなと思いました。
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