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営業しなかったけど、契約決まったお話

今回は、僕の仕事のお話です。

僕の今の仕事は、輸入車の買取と販売です。

毎日、車を買い取るために電話をしたり、査定に行ったりしています。

車を売りたいと思ったお客様は、一括査定などに申し込み、そこから僕たち業者がそのお客様に向けて電話をかけて、査定をして、買い取りに行きます。

僕は車についての知識もなかったし、営業もしたことなかったので、毎日学びながら仕事しています。

お客様にはかなりの量の電話がかかってきて、どこも「うちが一番です」みたいなことを言うので、けっこうお客様は飽き飽きしていたりします。

でも最近、ちょくちょく買取の契約をもらうことができてきました。

「なんでだろう?」と思うこともありますが、お客様に言われたことなどを振り返って書いてみます。

今まで買取の契約を頂いたお客様から、3名を紹介しながらアウトプットします。


1.全てはお客様のために

僕は営業経験がないので、上手い営業トークとかもできません。

元々あまり口も上手くないですしね。

以前、初契約を頂いたお客様からは、「信用できそうだから、小林さんにお願いすることにした」と言って頂きました。

査定の際、とにかく「○様のために」という言葉をよく使った記憶があります。

奥さんだったので、「ホストやったほうがいいんじゃない?」と言われるほどに。笑

また、「車の引き取りとか書類の面倒なものとかも、全部僕が○様のためにサポートしますので!」と言ったのも刺さったみたいでした。

結果として、一番高い金額を提示した業者よりも1万円安く買い取ることができました。


2.営業をしない

何回か電話やメッセージでやり取りしたお客様がいました。

けっこう遠方のお客様で、たまたま東京に来る用事があったらしく、その時に査定に行かせて頂きました。

その時数時間お客様とお話をして、実際に車も見せて頂きました。

他の業者も何社も見られているハズで、僕は電話やメッセージは何度もやり取りしていましたが、実際にお会いしたのはその日のみで、その日に「小林さんにお願いしたい」と言われました。

「なんでだろう?嘘やろ?」と思うくらい、手ごたえがなく、契約が決まりました。

お客様曰く、弊社のホームページを見て、「車を丁寧に扱ってくれそう」と思ったみたいです。

それがけっこう大きい理由だと思いますが、僕の良いことについてもちょっと言ってもらいました。

それが、遠方のお客様だったので、中々気軽に査定に行くことは難しかったですが、「○様のためなら、全然そちらにお伺いしますよ!」と僕は何度も電話で言っていたみたいです。

他の業者だと、けっこう査定をするのに、車を持ち込んでくださいと言う業者もあったみたいで、にも関わらず遠方からわざわざ行きますよと言ってくれたのも良かったみたいです。

あとは、僕は全く営業しなかったです。笑

僕的には、「あー、今回も上手い営業トークできてないなー」とか反省しながら、お客様とお話していました。

でも逆に、お客様にとってはそれが良かったみたいです。笑

やはりどの業者も、「うちが一番高いです!」とか「今すぐ売ったほうが高い金額を出しますので、今日売りましょう!」とかアピールするところばっかりの中、僕はほとんどお客様のご売却を急かす(?)ようなトークはしませんでした。

僕的には上手い営業できなかったと反省していましたが、お客様からしたら全然ご売却を促すようなことをしないのが逆に、「上品だね」と言われました。笑

結果的に、一番高い金額を提示していた業者よりも、4万円安く買い取ることができました。

金額以外で、4万円分の価値をお客様に提供できたのは嬉しいですね。


3.アフターサービス

初めて電話したその日に査定に行き、金額を提示してその場で買取が決まったお客様がいます。

結局このお客様は、金額で一番高かったからという理由で、契約を決めて頂きました。

しかし、他社もそこまで金額は変わらず、折角来てもらったし、「どこに売っても結局同じだな」みたいな感じで、渋々(?)契約頂きました。

そのお客様の渋々した表情が契約後も印象に残っていて、あまり気持ちの良い取引ではなかったなーと思いながら帰りました。

だけど、まだできることあるんじゃないかと思い、その日帰ったのは夜20時くらいで、その買い取った車を、そこから洗車することにしました。

査定中、お客様がご自身でカスタムした箇所など、たくさんお話してくれました。

それが僕は聞いていて面白かったので、そのお客様がカスタムしたところなどを、洗車した後に綺麗に写真を撮りました。

そして次の日、その写真たちをお客様に送りました。「カスタムした箇所には思い入れがあると思いますので、思い出として保存頂ければ幸いです」、という風なメッセージを送りました。

すると、その後わざわざお客様から電話がかかってきて、「感動しました!」と言って頂きました。
「この写真を撮るためにあの後、夜帰ってから洗車してたんですか」と。

「金額的にはそこまで変わらなかったけど、そんなことまでしてくれるなら小林さんに任せて良かった」という風なことも言って頂きました。

これは嬉しい言葉でしたね。

お互い、気持ち良い取引ができたと思い、自分の中ではスッキリしました。

やはり、ただ高い金額で買い取るだけじゃなくて、その他の部分で価値を付けて、お客様に喜んでもらうのが、営業としてのやりがいかなと思いました。

引き続き、自分の強みを活かして仕事していきます。


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