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「ドルフィンでのコミュニティ」を「心理的安全性」から学ぶ

ここ最近、今注目されている「心理的安全性」という言葉を耳にしませんか。
心理的安全性を初めて提唱したのは、組織行動学の研究に取り組むハーバード大学教授・エイミー・エドモンソン氏です。さまざまな組織で調査を行った結果、心理的安全性を「このチーム内では、対人関係上のリスクをとったとしても安心できるという共通の思い」と定義しました。
わかりやすく噛み砕くと、メンバー同士の会話でどのような発言をしたとしても、メンバーから嫌われたり、関係が壊れたりすることがなく、安心して自分の意見や考えを言える状態のことを言います。

  • 心理的安全性が低い状態で見られる4つの不安は、

  • 無知だと思われる不安

  • 無能だと思われる不安

  • 邪魔をしていると思われる不安

  • ネガティブだと思われる不安

を挙げています。
「そんなことも知らないの」「そんな簡単なこともできないの」「練習、授業が進まない」「やる気がなくなる」といった状態です。

一方、心理的安全性が保たれているコミュニティにとって必要な要素をドルフィンスイミングチームでの活動を参考にお話しします。

  1. 話しやすさ
    子どもたちと指導員の距離感が近い!性別、年齢、学校が違う子供たちがいつも間にか友達になり、話してる。遊んでいる、時には悪ふざけしている。それも、話しやすさがもたらした状態と感じます。

  2. 助け合い
    先日、忘れ物を探している友達を、自分のことにように一生懸命探している様子を拝見しました。また初級クラスのトイレ誘導は上級クラスの高学年生が手伝ってくれます。自然と小さい子の面倒を見る、困っている友達を助ける風土ができています。

  3. 挑戦
    今日のチャレンジ!
    できないことはなぜ、できないのだろう、どうしたらできるようになるだろう、指導員は日々格闘しています。そして出来た事を一緒になって喜ぶ、そんなチームです。

  4. 新奇歓迎
    新しい友達、会員が参加した際、一緒に更衣室へ移動、最初とっても不安な気持ちで参加する体験の子供も、いつのまにかクラスに慣れ、最後は笑顔いっぱい、ほかの子供と一緒になってコーチに水をかける様子を見ると、新しく入った子は、競争相手ではなく、友達として受け入れる、ドルフィンっ子はそんな心優しい子供たちです。

ドルフィンスイミングチームというコミュニティは、子供たち、保護者様にとって、居心地の空間でありたいと思います。いつも運営にご理解、ご協力いただきありがとうございます。

ドルフィンスイミングチームでの出会いが偶然の出会いであるなら、せっかくの出会いを、新しい可能性を秘めた出会いとなるよう水泳を通じて演出していきたいですね。

関連書籍:石井遼介著『心理的安全性のつくりかた』

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