「超ミニマル主義」最大の効果を出す

超ミニマル主義とは、最小限の要素で最大の効果を出すという考え方です。幼児向けの水泳指導においても、超ミニマル主義を取り入れることで、より効果的に子どもたちの水泳を習得させることができます。

超ミニマル主義を活用した水泳指導のポイントは、以下の3つです。

教える内容を最小限にする

幼児は、まだ物事を理解する能力が限られています。そのため、最初からたくさんのことを教えると、混乱してしまう可能性があります。まずは、子どもたちが理解できる範囲の基本的な動作を教えることが大切です。

例えば、最初は「水に触れる」「水をかける」「水で顔を洗う」などの動作を教えましょう。これらの動作を身につけたら、徐々に「水に潜る」「水泳をする」などの動作を教えていきます。

教える方法をシンプルにする

子どもたちは、大人とは違った方法で学びます。複雑な言葉や説明は、子どもたちの理解を妨げてしまいます。そのため、教える方法はシンプルにすることが大切です。

例えば、水に浮く動作を教えるときには、「水に顔をつけて、手足を伸ばして」などと、具体的な言葉で伝えます。また、子どもたちが理解できるように、見本を見せることも効果的です。

子どものペースに合わせる

子どもたちは、それぞれ成長のスピードが違います。そのため、子どものペースに合わせることが大切です。無理に進ませようとすると、子どもが嫌がって水泳を嫌いになってしまう可能性があります。

例えば、子どもが水を怖がっている場合は、無理に水に入れるのではなく、まずは水に触れるところから始めましょう。子どもが水を怖がらなくなったら、徐々に水に触れるから、遊ぶ、泳ぐへと移行していきます。

超ミニマル主義の水泳指導を実践することで、子どもたちは水泳を楽しみながら、無理なく効率的に上達することができます。

参考文献：執筆家・環境アンバサダー四角大輔著
『超ミニマル主義』『超ミニマル・ライフ』