妻の育業ストーリー
息子が産まれたときのことを思い出してた。
妊娠中、旦那さんは「お腹にいる赤ちゃん」に対して
ほんとに興味なかったと思う。
ふたりの子どもという感じではなく、
′妻の子ども′って感じだった。
でも妊娠中、彼のそんな反応に対して
特に怒りとか、悲しみはなくて、
わたしが望んでた赤ちゃんだからいいやって思ってた。
妊娠中から出産までのわたし、
今までの人生の中で1番強かったように思う。
赤ちゃんがいれば、なんでもできるような気がしてた。
でも、いざ出産してみたら、
こうあるべきだと思う自分になれなくて、
やるべきだと思っていることができなかった。
がんばりたいのにがんばれない...。
こんなはずじゃなかったと思うことが私には多すぎた。
「こんな私がお母さんだったら、
赤ちゃん、死んじゃうかもしれない。
どうしたらいいんだろう。本当にどうしよう。」
1番そばに居てくれる旦那さんには、
きっとこの気持ち伝わらない……。
色々な気持ちと身体のしんどさに押しつぶされて
わたしは一気にボロボロになった。
入院中はずっと泣いてて、
廊下で助産師さんにすれ違う度に心配してもらった。
そんな感じで退院の日を迎えることになった。
入院5日ぽっちで家に帰るのはわたしには無理だと思って、
市のサービスを利用して転院することにした。
(手続きしてた産前の自分に感謝して泣いた笑)
転院先に向かう時、はじめて赤ちゃんと旦那さんが対面した。
産後弱ったわたしと、産まれたての赤ちゃんをみて、
「今までの自分から変わりたい、がんばりたい」
と目に涙をいっぱいに溜めて言ってくれた。
あの時の顔、一生忘れないと思う。
退院したあともわたしは体調が悪かったし、
精神的にも不安定で、とても心配をかけたと思う。
とる予定のなかった育休をとって、
何冊もの育児本を図書館から借りてきて勉強して、
寝不足の中、子育ての研修にも参加したり…
こんなに頼りになるとは思ってなかった。
あの時サポート体制に入ってくれなかったら、
わたしどうなってたかわからないな、とふと思う。
※妻に許可を得て投稿しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?