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YASUMAってギターメーカーを知ってますか?

皆さんはYASUMAというギターをご存知ですか?  
名古屋にあったギター工房で、安間公彦という方が創設したギターブランドです。

日本ではあまり有名ではありませんが、YASUMAは米国市場においては確かな信頼を得ており、当時はあのYAMAHA、YAIRIと並んで3Yと呼ばれる日本の三大メーカーの一つとされていました。スゲェ。1970年代当時にはMartinの日本向け製品を日本で唯一手がけており、国内でもCat's Eyes の高級機種を作っていた実績あるメーカーのようです。

1970年頃は多くの日本の工房で国産ギターが生産されていました。今ではジャパンヴィンテージと呼ばれ、海外の有名ブランドよりも比較的安くヴィンテージギターが手に入れられると、市場でも人気が出ているようですね。YASUMAは1982年には解散となってしまい今では新規製造されていませんので、市場にもあまり出回って居ませんがコアなファンも中にはいるようです。

実は僕もそのコアなファンの一人でして、今メインで使用しているのがYASUMAのギターなんです。

YASUMA : MODEL No.800
このギターは1979年頃に作られたもので当時定価8万円で販売されていたモデル。現在の貨幣価値で換算すると12万円〜16万円くらいのギターでしょうか?
トップは単板スプルース、サイドとバックは今ではなかなか珍しいブラックハカランダ(ブラジリアンローズウッド)を使用しています。

ブラックハカランダ。他の木材に比べて真っ黒。

4年ほど前に船橋のギターラボにふらりと入った際にこのギターに出会いました。当時僕はスラム奏法というギターのボディを叩いてパーカッションを入れ込んだ演奏をしており、壊れにくい頑丈なギターを探していていました。このYASUMAはドレッドノートの大きなシェイプにも関わらず軽くて弾きやすく、音も安定していて叩いた音の響きもよく一目惚れ。値段は当時の定価8万円。メーカー名は全く知りませんでしたが即購入してしまいました。

やはり国産のビンテージギターは木材が乾き切っていて本体も丈夫で、価格的にもリーズナブルなのでスラム奏法にはうってつけだったと今では思います。

あと、ヴィンテージギターってやっぱりなんだか歴史を持っているようでロマンがありますよね。自分もまだ生まれていない時代に作られて、誰が購入して今までどのような流れて僕の手にたどり着いたのか。ドラえもんのタイムテレビがあれば追いかけてみたい。

海外のトップブランドもいいですが、国産ギターもいいものがたくさんあります。特に学生さんとか、なるべくリーズナブルにいいギターを購入したいと考えている人は是非中古楽器店で探してみてはいかがでしょうか?

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