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劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師

しまった!間隔が空いてしまった!仕事が忙しくなるとこうなりますね!
例のアレがまた広まってきてますが...
趣味には関係ないので書いていきましょう!

あ、ネタバレですよ?

基本情報
劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師
監督:こだま兼嗣 脚本:古内一成 音楽:大野克夫
1999年4月17日公開
興行収入 約26億円
主題歌 B'z「ONE」

時代としてはノストラダムスの大予言とかが流行ってた20世紀末!
原作はベルモットが初登場する「黒の組織との再会」を経て
命がけの復活」シリーズが連載されていた時期で
物語の盛り上がり的に一つのピークを迎えていた時期に公開された映画でもあります。1999年初頭の2時間SP放送で灰原哀がアニメに初登場したので今作でも映画初登場です。

簡単なストーリー
世間を騒がす大泥棒・怪盗キッドがロシア・ロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースターエッグ」を鈴木財閥から盗み出すと予告!
コナン達はエッグのある大阪に向かい、西の高校生探偵服部平次と共に怪盗キッドと対決するがエッグを盗み出したキッドが何者かに狙撃されてしまい...というものです。

例によって要点を抜き出して文章上で喋っていきたいと思います...

怪盗キッド・灰原哀・服部平次 人気キャラ初登場揃い踏み!
25年近く続くコナンシリーズで未だに圧倒的人気を誇っている怪盗キッド・灰原哀ちゃん・服部平次の3人が映画初登場ですね!(他にも中森警部や和葉姉ちゃん達も初登場ですね!)
3人とも原作者直筆・通称青山原画シーンもあって力入れてるなぁって感じがしますよね!
近年の映画だと「まじっく快斗」のテイストが浸透してコミカルキャラの印象も強い怪盗キッドですがこの頃は正体不明ので掴めない怪盗感が強いし灰原もかなりクールに決まってます。平次はまあ...変わらんよね(それが良い)

コナンシリーズでは珍しい歴史ミステリー物
今回キッドが狙うのはロマノフ王朝のお宝「インペリアル・イースターエッグ」で、このお宝を巡って起こる連続殺人事件とエッグ自体に隠された秘密がストーリーの中心になります。
後に「紺碧の棺」や「業火の向日葵」が同様に実在の歴史上人物・芸術にまつわる事件を描いていますが実際のロシア王朝の歴史に対して少しではありますけどコナン君が考察したりしてる話は原作を含めてもこの映画ぐらいではないでしょうか!(多分!)
今作の犯人・スコーピオンの正体もこの件に絡んでおり、近作みたいな大規模な爆発や派手なアクションはないんですがスケール感はかなり大きく感じます
前述の2作でも最初はこんな感じの内容を期待していたんですが...(詳しくはこの2作について書くときに...)

コナン名物 嘘予告の始まり
近年の映画ではあまりなくなりましたが、この時期のコナン映画は
本編にないシーンが予告編に取り入れられてることが多いです。
世紀末の魔術師であればお城の中で蘭姉ちゃんが壁に隠れてるコナン君に「新一...?」と問いかけるシーンとかがそうですね!
他にもナレーションだけでも予告では「謎の犯罪組織」とか「東京、大阪、ロシアを舞台に~」とか結構盛ってます笑
初期の映画はやはり番外編的な位置づけであまり原作の根幹に関わるような内容が難しかったのと比べて近年の映画は画的にも内容的にも踏み込んだ物が多いので嘘予告を仕込む必要がないのかもしれませんね!

かっこよすぎる犯人との対決シーン
特に絶海の探偵以降では見られなくなりましたが昔は定番だった
コナン君が1対1で犯人と対決する謎解きシーンもこの映画が初めてですね!
炎上するお城の中で蝶ネクタイ変声機でおっちゃんや殺害されていった人達の声で犯人の拳銃を交わしながら推理を披露していく...かっこよくない!?
そしてユラリと現れ「ボク1人だよ?」と澄ませて淡々とカラクリを喋り出すコナン君...超かっこよくない!?(二段活用)
当然犯人は「お前何者なんだ!?」って狼狽えてそれに対して「江戸川コナン...探偵さ」...かっこよすぎない!?(三段活用)

コナンの正体がバレる...!?
この映画の見所の1つが「コナンの正体がバレる!?」という部分です。
原作だと結構コミカルに描かれる事の多いこの件ですけど最初に書いた通り当時は「命がけの復活」シリーズが連載されており、
蘭姉ちゃんって本当はコナン君の正体気づいてるんじゃない?とかコナン君がもう正体を明かした方がいいのでは?と迷ってるタームでしたので
実際コナン君に「限界だな...」と言わしめた映画の真のクライマックスというべき名シーンです!原画もほぼ青山先生です!(その他の作画がちょっとアレなのはまあ...アレだよ!)
この危機を救うのが怪盗キッドなんですが少なくとも劇場版の世界線ではこの映画でキッドがコナンの正体を知った(原作ではなんか気になって調べたら分かったらしい)し、まだ原作でも船上で1戦、雪山の山荘でちょっと会っただけの普通に敵状態なので何故助けてくれたのか...?
その答えが総じて名探偵コナンっぽいよね!って観るといつも思います。

他にも何かの折に再登場してほしいゲストキャラクター問題(実はいい人のセルゲイオフチンニコフさんにすべてが可愛すぎる高坂夏美など...)にサントラ良すぎ問題など色々あるのですがこの3~5作目あたりは特に喋りたいポイントが多すぎて追記が終わらずサグラダファミリア状態になりそうなのでこの辺で...それぐらいの名作!(総評)

丁度夏休みの時系列の映画なのでこの4連休に観るといいかもしれませんね!

というわけで最後まで読んで頂きありがとうございました!

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