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森の底の大輪の花@いつもの森

GW最後の日です。
ちなみに昨日は日曜使役の中途半端な待ち時間でサンデー虫屋になりましたが、なにも撮れずに終わりました。
今日は午後より雨予想。
流石に森の底を探るのに雨は辛いので、ツレアイさんに介護をたのんで、森に8時着です。
雨が降る前に噂の花をチェックしようと逆回転コースを選びました。
とはいえ、この時点ではどこに咲いているか知りません。
駐車場脇の土手では、毎年のシライトソウが咲き始めていました。
でもね、この花、難しいんだよね撮影が。
雑草のなかに咲いているので背景が雑然となる。
背景がすっきりした花を選んでも、なんとなく花を撮っているだけ、になってしまう。で、蜘蛛つきを選び、ノクトンで溶かしました。

シライトソウ

なんだか赤く目立つイモムシがいるので、これも一枚。

赤イモムシ

とりあえず目指すは、先週ジムグリとあった沢なんですが、ワタシが一番の乗り込みのせいか、蜘蛛の巣掃除を顔でおこないながらの散策となります。
なんとか着きましたが、やはりいません。
周辺を探しながら歩くと咲いていました。
カザグルマです。

カザグルマ

これも結構撮影が難しいんだよね。
upにしてもねぇ〜

up

はい撮りました、って感じだし。

よこから

横目にとってもなんだか、、、

遠目から

いっそ遠目から撮って、森の底に咲いてます、って感じのほうがいいかもしれない。といいながら、写真の選択ができずに全部upしてしまう情けなさ、笑
♫まわれ、かーざーぐるま、かーざーぐるま、つまでも〜♫
なぜか、チー様を歌いながら撮ってました。^^;

とりあえず、カザグルマを愛でながらかざぐるまを歌うという、ひとつの目的は達成しました。
春の前ぐらいから狙っていたので、ちょっと達成感です。
(今がピークですよ〜、と同志に呼びかけてみる、笑)

そのまま一山こえて、いつものコースに戻りました。
ダイミョウセセリがじっとしているので、ノクトンで溶かしてみました。

大名

ここは春先にニオイタチツボスミレを撮影したところです。同じ場所にスミレが咲いていました。さすがにニオイタチツボスミレとは違うでしょう。
キレイだったので撮ってあげましょう。

凛と咲く

花はいろいろ咲いています。

カマツカ
いちご系でしょうか?
ツボ?アギ?

季節的に、冬虫夏草も探してます。
去年はオオセミタケをみつけましたが、今年は何にも出会ってません。
今年はぜひ朽木から生える冬虫夏草にあってみたいと思っていて、朽木をみつけるとじっと見ています。
ちょっと、樹皮が剥がれそうな朽木があったので、剥がしてみました。

でた〜

大きめの幼虫がでました。何かはわかりませんが、冬虫夏草図鑑で宿主としてみたことがあるような気がします。コメツキか何かの幼虫かな?
ただ、この幼虫は幸か不幸か冬虫夏草に襲われることなく育っているようです。まあ幸なんでしょう。
よくみると幼虫の右斜上に白い菌糸っぽいものがあります。
さらに右斜上に、白い幼虫がいます。朽木のなかですのでクワガタの幼虫かもしれません。
一枚写真をとって剥がした樹皮を元にもどしておきました。
いずれにしろ、コメツキ(仮)の幼虫がでたことで、冬虫夏草が生えるかもしれない朽木の雰囲気はわかりました。
また、朽木の表だけとは限らないと朽木を裏返してもみました。

こんなんでました。
さらにこんな奴、ヤマブシダケみたいになるのか????

これは流石にキノコかな? ま、冬虫夏草もキノコなんだけどさ。
極小にて、また今度いったとき観察してみます。
さらに朽木をひっくり返すと今度は、、

サワガニ

サワガニが二匹でてきました。
そうなんだ、サワガニも朽木の下で何かをしているんだと、知りました。
さて、どんどん進みます。
目立つ花がありました。
カザグルマとにてますが、これはヤマボウシですね。
♫まわれ、やーまーぼうし、いつまでも♫
また歌ってしまいました。ヤケクソだな。

ヤマボウシ
小さいハムシ

里の田では作業をする人もいました。
そんななか、白い花が咲いてます。
撮ろうか撮るまいか考えましたが、一応撮っておきました。

なんだろうねぇ?

里の掲示板には、観察会のニュースが貼ってあります。
まあ、オオルリの写真は載る季節だよなぁ、たくさん鳴いてるし。
粘って撮れなくもないけど、上を見上げると左腕が痺れるし、鳥は鳥屋だな。
え、あああ、ジムグリの写真が載っているではないか。でもアダルトで赤くない奴だな。勝った。ってなんの勝ち負けやねん。
ちゅうか、今年はジムグリの当たり年なんかな?
おっと、もうひつつの目的の「ツリバナ」の情報も載っている。
そうか、A池のほうなんだ。ちょっと行ってみるか。

下の池経由でショートカットして駐車場に向かうとするか。

なんだか、花らしきやつがいる。撮っていくか。

なんだ?タカノツメ??

下の池は風で波たち、なんとなくいい感じです。

波たつ水面
今年の水上盆栽

今年の水上盆栽が育っています。
こればかりはナチュラル盆栽なので、どうなるかわかりません。
結構いい感じだと思います。
ただ、これ前に枝があって実は前ボケつきなんです。
これはこれでいいか。

駐車場に戻るまえのタニウツギは満開でした。
いつもだと、ここは黒いアゲハが舞うのですが、今日は一頭もいません。
曇りが悪いのかもしれませんね。

タニウツギ満開

そうそう、ツクバネウツギとは違う「コツクバネウツギ」というのが駐車場付近にあると、この森を紹介するブログに載っていました。
ちょっと探してみるとありました。
大きさが小さく、オレンジが濃いウツギです。

コツクバネウツギ

さて、車でA池方面へ移動します。
果たして見つかるのだろうか。
冬虫夏草を探すのはやめて、ツリバナだけに集中しようと思います。
が、じっくり見ていると他の花も気になりつい、撮ってしまいます。

こんな花
同定用
その横に咲いていた、極小の花

いかん、いかん、ツリバナ探しに集中しよう。とうろうろ。
ところでツリバナってどんな花だったっけ?
いや、花は知っているだけど、どんな葉でどんな風に育つんだ?
と、いまさらながらググってみました。
というのも、なんとなく蔓の植物でその辺の草や木に巻き付きながら育って、花が咲くと思い込んでいたので、そういう視線になってました。
ググってびっくり、木? 木なの? 木だったんだぁ・・・
さらにびっくりはググったすぐ後に見つかったこと。

蔓だろうか、木だろうが関係なし。
目の高さの目の前に現れました。
なんだ、こんな目立つ場所にいたんだ。
ということで、一人撮影大会開催。

ファーストショット

暗い。あまりに暗い。曇天のうえに日陰です。暗すぎです。

セカンドショット

実は薄らとピンクの花びらをしているんです。
暗すぎてそれが映らない。

サードショット

少し森にはいったとこで、明るめのとこに咲いているツリバナをみつけて、望遠レンズにつけかえて撮ると、少しピンクが映りました。
まあ、出会えたんだからいいか、笑

おっとびっくり、道の真ん中にニョロロがいました。
いたんですが、気づかずに蹴りそうになってニョロロが大慌てでヤブのなかに逃げていってしまいました。
思わず、シャッターは切ったのですが、ピンボケ!!
模様から判断すると、アオダイショウっぽい。
アオダイショウもこの森では初対面だっただけに、残念で仕方ありません。
遠くから気づいたら、そっと近づいて撮れたのにね。

ピンボケというか、やはり頭にピントをもっていきたいよね。

雨が降る前に帰路につきました。
4時間歩き続けたのしみました。

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