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冬虫夏草を訪ねて空振る@いつもの森

文一総合出版さんのnoteをみていて「新訂冬虫夏草ハンドブック」という本が出版されることを知った。
2,420円と決して安いとはいえないが、マイブームということもあり予約した。そう、まだ販売されていなくて6.16が解禁だった。
6.16に本が届くとすぐにパラパラとページをめくってみた。
お、おお、おおおお、キノコの図鑑にも冬虫夏草は載っているのだが、分厚い図鑑で30種ぐらい、薄い図鑑では10種程度、それが圧巻の133種が掲載されている。しかも一種一種にかなり詳しいテキストが添えられていた。

ね、でしょ、こういうのを見ていると完全に簡単に見つけられると思うわけさ。図鑑では「稀」とか「少」とか書いてあって、「普」がかなり多い。しかも梅雨のシーズンがハイシーズンで、沢の近くの湿気が多いところなど、「いつもの森」では、いくらでもある。
何もみなくても、すでに3種類は自力で見つけた実績がある。
これで2,420円も自腹を切れば、見つかるのも当然のわけだ。

ある意味根拠が薄い自信に満ちていた。
まあ、表題の写真がなんでもないキノコの写真ってことで察してほしいわけなんだけどね、テヘペロ。

ハゴロモの幼生はキノコの胞子のようなふさふさを背負っている

まあ、この虫は知ってましたよ。でもね、ヨコバイって小さな虫につく冬虫夏草もあるんだよ、それかもしれないだろ。
まあ、一旦目を覚まして落ち着いて写真を撮らなくちゃね。

朝の光のなかで
ちいさなキノコ

結局下ばかりみて、怪しげところはしゃがんでじっくりと見つめているからこんな小さなキノコも目にはいるんだけどさ、、、、
ところで冬虫夏草の形態は千差万別なんだけど、だいたいのパターンは図鑑で把握して探している。
細長い枝みたいなのの先に胞子嚢がついているやつ、棍棒風で全体が胞子嚢なやつ。白い奴、オレンジ色の奴、茶褐色の奴、、ってなんとなく、怪しげな奴は全部チェックしてやろうと考えていたのに、全然会えない。

で、最初にであったのがこいつ。

いかにも怪しい。・・・クラタケ ん ノボリリュウタケ??

これで、確信がもてたわけじゃない。でも、いかにも怪しい、気がする。
で、掘ってみたんだけど、地面が硬い岩盤のような感じで何かがついている感じでもなかった。そのまま元に戻したんだけど、冬虫夏草以外のキノコかもしれないな。
そして次が、、、

どうみても、、、

枝のようなひょろ長い胴体の先に胞子嚢がついて、い、、、る、、、、って、どうもにてドングリやろがぁ〜
それにしても長いヒゲみたいなのが生えていたり、、、なんだろうね、笑

池の縁では、定例の水上盆栽も写さなくっちゃね。


水上盆栽 1
水上盆栽 2
あはれ、アカシジミ

そうそう、冬虫夏草はオサムシの成虫から直接生えて来るやつとか、カメムシやトンボや蝶、アリ、ハチの成虫から生えてくる奴がいる。
それらは、被寄生体が、地中ではなく地上にいることが多い。なんなら木の枝とか葉についているとかさ。
だから、オサムシやゴミムシなんかがでてくると、つい注視してしまうんだな。だって、オサムシがいないとこにオサムシにつく冬虫夏草もいないだろうし。

生きているオサムシ
生きているゴミムシ

ゴミムシのほうは写真をみると頭がグリーンメタリックで背にオレンジの斑点のあるおしゃれな奴だった。

下ばかりみているから、当然冬虫夏草でないキノコも目につく。

これはわりに大きく特徴的だったから同定できるかも
これはどうかな?そもそもキノコかどうかもわからない。
ニカワホウキタケ、、、かな
ノウタケの幼菌っぽいけど、、
全然わからん、粘菌かもしれない 変形菌のタマツノホコリ
これもお手上げ  これも変形菌 エダナシツノホコリ かも

そんななか、またしても怪しげなやつにあった。

これはいかにもって感じなんだけど、、、どうだったんだろう?
これは硬すぎ、多分違う
これもちょっと違いそう。

結局、冬虫夏草にはひとつも出会わなかったけど、まあ長い目でみるさ。
この森には花や虫なんかもいっぱいいるしね。

鹿の子
コカマキリの猟
子テントウがなにかをほうばっていた
これはなんだろう。 A.フモトスミレの種

そういえば、まだ咲いていたんだけど、クモキリソウとトンボソウの区別がよくわからないなんだよね。

かなりおおきな株のクモキリソウ?トンボソウ?  A.クモキリソウ

そうそう、帰ろかな、と駐車場にむかったとき、みたことのない大きな蝶が飛んでいた。追いかけながら止まるのをまったのだけど、全然止まろうとしない。超大型のタテハチョウ、、、とすると、以前みたことのあるオオムラサキが浮かんだが、それにしては白っぽい気がする。
もしかしたらこれが、、、アカボシゴマダラか、、、こんな大きいのか、と調べてみると、オオムラサキに匹敵しそうな大きさだった。
あれがアカボシゴマダラか、、、初めての出会いに驚きながら森をあとにした。
冬虫夏草は今度こそ!!

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