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土砂降りのち晴れのち鳥@いつもの森
雨でも出かけます、とツレアイさんに宣言し森にきましたが土砂降り。
この土砂降りが線状降水帯なら絶対にやばいというほどの土砂降りのなかビニール傘にカメラをもって歩いていた。
いくら雨でしか出会いない風情があるといっても、この土砂降りでは絵面を探すこともできず、防塵防水といえでもカメラを護らなければと感じ、というか自分自身は大丈夫かと思うほどだった。
もちろん歩いているヤツなんか一人もいない。
でも、少しだけこの土砂降りが続けばいいのに、と思っている自分がいた。
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こんな日の池はみたことないな、とトボトボと下の池までたどり着く。
やっとの思いでたどり着いたときには、土砂降りから強めの降りに変わっていた。どうせなら土砂降りがよかったのに。
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すでにズボンはべと濡れで重い。
ポケットにいれがスマホと電子キーがきになる。
まだ濡れいていないケツポケットに入れ替えて、池を離れた。
離れて少しすると雨は止み、陽の光まで差し始めた。
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雨があがれば少しは何かに出会う余裕がでてくる。
まわりを気にしながらモデルを探した。
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すこし歩くと雨上がりに日の差す杉の森が浮かび上がる。
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まさかの人影がみえた。
上をむいている。
大砲のようなレンズはもっていなさそうだが、鳥屋のようだ。
この時間にここにいるということは、土砂降りか、かなり強い降りのときに森に入ったに違いない。
最近、横柄な鳥屋にウンザリしていたのだけど、こういう人は親近感を感じる。
雨のなかを鳥一羽と出会う。
いいじゃないか。
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ってなことを思いながら山を下っていく。
すると、あの鳥の鳴き声がきこえてきた。
なんとか、かんとか、ほいほいほい♪
昨年は何度も出会ったのだけど、今年は出会えずにいた。
2-3度声を聞いたがそれだけだった。
先週は10人ほどの鳥屋が道をふさぎ、営巣にむけてバズーカ砲を構えていた。営巣放棄をしなけりゃいいんだけどと陰鬱な気分でそいつらを後ろにした、あの鳥である。
声につられて上を向くと近くの枝で遊んでいた。
枝から枝へ忙しく移っていた。
これなら、撮れるかもしれない、と思わせる近さだった。
あの土砂降りのなか入った森である。レンズ交換など考えられず、コンバーターの用意などしてない。
フルサイズ換算300mmでは、鳥を写すのはかなり厳しい。
にもかかわらず、撮っておくれと言わんばかりの近さまできて遊んでいる。
撮るしかないな。
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10分ほど目でおいかけっこをして遊び、別れを告げる。
どうか、人目につかないとこで営巣しておくれ。
鳥屋は鳥しか撮らないのだろうか?
ボクは気持ちに触れれば何でも撮る。
という意味では、森屋なのかもしれない。
脇の流れにカエルが流されていた。
赤銅色の綺麗なカエルだった。
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もちろんキノコはテーマとして意識して撮っている。
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同定しやすいように、いろいろ調べながら撮る気持ちを失っている。
絵になれば取り敢えずいいか、というふうに変わってきた。
これから本格的にキノコのシーズンだな。
気楽に撮るさ。
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10時30分、土砂降りの日常に帰りますか、笑
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