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一番好きな季節♪@いつもの森

痛風の発作を予防する薬の副作用?でやはり歩行困難になるという何がなんだか分からない状況に陥った。足を引きずりながら外は晴れ。
しかも二週間も森へいってない。
おそらくこのまま出掛けなければストレスで死ぬに違いない。
今日を踊るように生きるため、足を引きずりながら森へ入った。
実は悩んだんだ。
春の女神(ギフチョウ)とカタクリにほぼ会える山にいくか?
まず会えないけど、会える可能性もあるいつもの森へいくか?
悩んだあげく、どうしてもいつもの森で会いたかったので、ほぼ可能性はなくともいつもの森を選んだ。

今日最初の出会い

会えないだろう「春の女神」のほかいくつかの目標をもっていたのだが、2週間ものあいだに森は移ろい、待っていてはくれなかった。
そんななか、スミレは増えていた。
それで最初の一枚に光の具合がいい一輪を選んだ。

若芽が好き

芽吹きの季節で好きな季節である。
鮮やかな緑がここかしこに浮かぶ。写していくとキリがない。
引きずっていた足もどういうわけか、痛さを感じなくなっている。
ストレスによる痛みだったのだろうか?

空を見上げれば白い花
若芽に新しい蜘蛛の巣

気持ちよくシャッターを切りながらゆっくりした歩みで進む。
老人二人が高い梢のほうを指さして双眼鏡を覗いたり、バズーカを向けたりしていた。きっとなにか珍しい鳥がいるのだろう。
ボクは何も尋ねることもなく、脇を通り過ぎる。
今日は、ボク自身の日なんだから、感性の赴くままに歩くさ。

毎年の風景

立木の池の向こうには爽やかな雑木林が広がる。
毎年の風景にほっとする。
ただ、昨年はこの手前に池におちかかったシデコブシの大木が満開の花を咲かせていたんだけど、皆無だった。きっとあの年だけの奇跡だったんだろう。
しかし今年は右の杉林から山桜が覗いていた。これもはじめての風景。
同じような風景でも毎年少しづつ変わる。とても不思議な気持ち。

はじめての山桜

森の水はまだ満杯まで溜まっていない。
ボクがテーマにしている自然の「水上盆栽」も水不足でなにもない。
もう少し時間がかかりそうである。

キブシがぶらさがる
きれいな蜘蛛とホトケノザ

目についたものを写していく。
どういうわけか、副作用で痛みがでてなかったアキレス腱のあたりに違和感を感じた。知らずにへんな歩き方をしてきたのかな?
まあ、いい、里で少し休みながらいくかな。

里のさくら
今年はじめてのベニシジミ
いつもの定点撮影、笑

里の田にはタンポポやレンゲが咲いている。その周辺を飛ぶのはモンシロチョウかなとおもったがツマキチョウだ。
ちょっと待って止まった所を撮ろうと休みながら待っていたが、止まらない。まあ、いいか、とわりに簡単にあきらめて歩きはじめる。

花筏を愛でるカエル

池に山桜の花びらが浮かんでいてきれいだ。
ただ、そのまま写してもいまひとつ物語を感じない、、と探してみたら、カエルがいた。、、、、ちょっとわからないよなぁ、、、笑

せせらぎの岩にて
せせらぎに落椿
枯れ葉の波から芽生え

里から散策道を降りながら、セセラギの様子やふと目に入った新芽を写し止めながら足を引きずる。アキレス腱の痛みがきえてクルブシのあたりが痛くなってきた。

目の高さの山桜
背の低いシュンラン

山桜や、好きな花である背の低いシュンランをどうやって下から撮るかなやみながら、結局カメラを地面につけてもこれ以上、下から覗けなかった。
穴を掘るわけにはいかないから仕方ないな。

足をひきずりながらも、最初の目的である春の女神が出るかもしれないという情報のある三角点へ歩きはじめた。
なんといってもコバノミツバツツジが森中を咲き誇る季節で、どこへいってもきれいに咲いている。ただ、そのまま撮るのもなんとなく物足りない。
より、惹かれるものを探しながら歩く

コバノミツバツツジ

そうこうしているうちに三角点になんとか辿り着く。
三角点の山頂にもコバノミツバツツジが咲いている。さて飛んでいるかと、ふとみると「らしき蝶」が飛んでいるではないか。
走り出すことはできないが、気持ちを先走らせる。
あ、そうね、そんなに、あまくは、ないよね。

残念というと失礼だよね

すぐにわかった。キアゲハだった。なんて紛らわしい。
まあ、いいよね。ちょっとまってツツジにとまったところを1枚。

尾根から森の屋根
コバノミツバツツジ 2
コバノミツバツツジが咲き乱れる尾根道
まだ芽のものもある

30年前に春の女神にであったことのある、三角点につながる尾根道をあるいてみたけど結局出会うことはなかった。
一度うしなった生を取り戻すことはできなのかもしれない。
仕方がない、最後にシデコブシでもみて帰ろうかな、と谷沿いによってみたけど、すでにほぼ終わり。枯れた花のなかに最後の一輪が咲いている。
今年の見納め。それにしても2週間の花の移ろいをあらためて知る

ほぼ最後の一輪

シデコブシの谷からの帰り道に今年はじめてのキノコに出会う。
ここまでにツバキンにもアミガサタケにも出会っていない。
山にはいないのかな、とおもいつつ、かなりしっかりとしたキノコに出会い嬉しくなった。

さてなんだろう?

シイタケっぽいけど、朽木の脇の地面のような気もするし、なんといっても柄が細すぎる(気がする)。後で調べ見るか。
そいでもって、最後の最後に出会った蝶。

この森では初めての出会い。

モンシロチョウとおもいきや、スジグロシロチョウだ。
かなり小型だったので、わからなかった。
山へいけば珍しくないが、この森では初めての出会い。ちょっと嬉しかった。

さて、今、足の痛みはない。
明日の朝が恐ろしい。どうなっているのだろうか?



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