【名著をゆる〜く解説】深いコミュニティを作る方法『人生の勝算』
▼音声を聴きながら読むと、理解しやすいかも
この本は、SHOWROOM代表の「前田祐二さん」の子供の頃から描かれていて、就職して、会社を立ち上げてから、どんなふうに成功したのか、と言う泥臭いプロセスの話が載っている本ですね。
いわゆる自己啓発本なのですが、この本の中に前田さんが実践してきた、人を動かす方法であったり、仕事の思考法であったり、ビジネスフレームワークなんかも載っているんですね。
これらの知識は結構僕らにも使える知識として載っているなと思ったので、とゆうか僕もこの本の知識で使えたものがあるので、今回は、この人生の勝算をご紹介します。
まずね、この前田裕二さんって葛飾区の生まれで、子供の頃、ギターの弾き語りをした事があるんですよ。
すごい、僕も前に葛飾区に住んでいた事があるので、ちょっと親近感が湧きました。
ギターの弾き語りをしたのが、葛飾区のとある駅前なんですけど、500円をゲットしたんですよ。
その500円を使って港区白金に行ったんですって。
で、前田さんは一生懸命歌うんだけど、
「誰も足を止めてくれない、どうして?」
って思ったんですよ、
「もっと上手く歌えれば良いのか」
と思って猛練習するけど、誰も足を止めない。
それでみんなが知っている曲を歌ったらどうだろうと思って、歌謡曲を歌うんですね。
そうすると周りにいる人たちも
「小学生が歌謡曲を歌うの?」って感じで足を止めてくれるようになったんですね。
でもあるとき足を止めて聞いてくれた人がいたんですよ。
で、そこでお客さんの1人が
「松田聖子さんの赤いスイートピーって歌える?」みたいにリクエストをしてきたんですよ。
で「今は歌えないですけど、練習して歌うので、1週間後また同じ時間に来てください」
って言って、1週間猛練習して、駅前で歌ったら、その人から1万円をもらったんですね。
この時前田裕二さんが学んだのが、
仮説と検証が大事だっていうのと、お金って距離感で生まれるんだって思ったらしいんですね。
前田さんはギターの弾き語りをしても、誰も足を止めない。
なんで?
もっと上手ければ、良いの?
で練習したけど、誰も足を止めない?
じゃあ歌謡曲を歌えばどうだろう?
で仮説を立てて、検証したんですね。
そしたら足を止める人がいて、リクエストされたんですよ。
そしてそのリクエストに答えたら、大金をもらったわけじゃないですか。
「人っていうのは、上手いものとか、すごいものにお金を払うんじゃなくて、知っているもので、コミュニケーションが生まれる距離感のものにお金が生まれるんだ」
って気づいたんですね。
つまり、未知のものよりも、既知のもの、既に知っているもの、「どこかでこれ、聞いたことあるな」って思えるものにこそ、みんな心が動くんだなって気づいたんですよね。
そこから、みんなが必ず知っていて興味があるものって、なんだろう?
からのリクエストに答える→濃い常連客を作る、に繋がったんですね。
わかりますかね?
これって今のSNSにそのまま反映されるなって思うんですけど、例えば僕の放送とかもまさにそうで、すべての人に刺さるような内容には全然していないんですよね。
どちらかというと、本の内容をちょっと知りたいし、でもガッツリ勉強したいわけじゃない、でも聞くと現状が変えられそうかも、って思ってもらえるようなチャンネルを作りたいんですよ。
で、距離感を縮めたいから、雑談とかね、僕の女性癖とかね、たまにぽろっと暴露するんですけど、巨乳が好きとかね、Dカップをダイヤモンドと呼んでいるとかね。
誰にも需要がない、そんな僕の情報を出しているんですけど。
でもこれ聞いたらさ、なんか人間臭くなるかな、って思っているんですよ。
実験としてやっているのでわからないですが。
僕の放送って、そんなに別に聞かれていないし、フォロワー数も多くないんですよ。
でも確実にいつも聞いてくれる、「濃い常連客」っているんですよね。
僕はこれがめっちゃ大事だと思っています。
なんでかっていうと、フォロワー数とか再生数を追いかけると、みんなのニーズを追いかけることになるでしょ。
そうすると、みんな同じような放送になっていくじゃないですか。
だってみんなが求めている放送ばっかりになっちゃうから。
でも本当は尖った内容で、面白い放送もあるわけじゃないですか。
「あ、なんかこの人の放送みんなと違っていて良いな」っていうね。
これがファンを作る、濃い常連客になるんだろうなって思うんですね。
要は、数字を追いかけるのも大事なんだけど、自分らしさと、人間臭さに人は、引かれて、絆が生まれるよっていう事です。
そこからコミュニティに繋がって、いつも聞いてくれる人が出てくるよという事ですね。
だから、誰にでも受ける、再生数が伸びる放送とかよりも、人とのつながりを意識した放送が一番良いんだろうなっていうのが、僕がこの本から学んで実行している事ですね。
前田裕二さんと西野亮廣さんが作ったスナックCandyっていうのがあるんですけど、僕もたまにいくんですけど、あそこって僕らみたいな素人が集まってワイワイ飲む場所ではあるんですけど。
これがムッチャ大事なんですよ。
前田さんと西野さんってスナックで濃いコミュニティが生まれることを知っているんですよね。
スナックってさ、ママがいるんだけど、ママが酔い潰れて、お客さんお店のことをやったりとか普通にあるんですよ。
飲みに来たお客さんが、他のお客さんを接客するとかね。
「もうしょうがないな」って言いながら、助けちゃうじゃん。
こうゆう、人間臭いところが、みんなとのつながりになるよねっていうのが、前田さんの本に載っている、まさに「濃い常連客」になる方法なんですよね。
要は、コミュニティ作りっていうのはいかに人と顔を合わせて、人間臭いことをしたか、相手を大切にしたかっていう、努力の絶対量だよね、っていうのがこの本から学べることですね。
こうきくと面白いでしょ。
良い本なんですよ。
ぜひね、気になる人は読んでみてください。
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