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職場の頭のおかしな人に絡まれたときに、知っておいた方がいい法律を解説

僕職場の人間に訴えられたことがあるんですよ。
なんで訴えられたかっていうと、50歳ぐらいのおっさんが同じ科にいるんですけど、
その人が僕の仕事のやり方について、文句を言ってきたわけですよ。
そうゆう頭がおかしい人に絡まれたときに知っておいた方がいいことをお伝えします。

スマホいじるなとか、PCを持ってくるなとか、仕事中に本を読むなとか言われたんですね。
ちなみに僕は全て上司に許可を取った上でこれらをやっています。
このおっさんにはもちろん許可なんか取ってないですよ、関係ないからね。
色々突っかかってきたけど、無視したんですよ。
ある日、朝出勤したら、僕に書類のフォーマットのことでいきなり高圧的な態度で絡んできたんですよ。
僕は、アポとってくださいって言って無視してたら、どんどんヒートアップしてきて
周りにいる人も止めに入る事態になっちゃったんですね。

僕は身の危険を感じたから、暴力振るわれるんじゃないかって怖かったんですよ。
だから動画を撮影したんですよ。
「あなたの行為が度が過ぎるので、上司に報告をします。報告書だと僕の主観になってしまうので、客観的な記録として撮影をして動画を上司へ提出します。基本的には外に出すつもりはありませんが、あなたが犯罪行為をした場合は裁判所か、警察署に提出する可能性はあります」

おっさんが「お前何やってんだよ。犯罪だぞ。肖像権の侵害だぞ。訴えてやるからな。」

僕は黙って撮影をしていたんですよね。

そしたら僕の手を掴んできたんですね。
で、これはダメなんですよ。
僕は怖いから撮影をしていると言ったじゃないですか、それに対して手を出して相手に触っちゃうと暴行罪になるので、
これはダメなんですね。
皆さん気をつけてください、基本的に相手には触っちゃダメですからね。

ここで何を伝えたいのかっていうと、
頭のおかしな人に絡まれたときは、証拠をとる必要があるっていうのと、
法律を少し理解しておいた方が良いよっていうのをお伝えしたいんですね。

世の中の法律って順番があって

マナー→法律違反→犯罪→有罪、という流れがあります。

マナーというのはいわゆる道徳と呼ばれるものになります。
道徳とは例えば、席を譲るとか、ちょっとした親切のことを指すんですが、
道徳を守らない、違反する人が出てきたんですよ。
だから法律違反っていうのを作ったんですよ。
これはヨーロッパの方で法律が作られたもので、
日本の民法ってあるじゃないですか、民法とか刑法は明治時代にできたものなんですよ。
明治維新のときに、フランスの法律を真似て民法っていうのが作られたんですね。

民法っていうのは一般法と呼ばれて法律の中では一番下なんですよ。
一般法、特別法、公法っていうのがあるんだけど、それぞれ私的なものなのか、公のものなのかで優劣が決まってくるんですよ。
その中で一番下なのが、民法、一般法になります。
肖像権の侵害が民法の中の法律違反になるんですね。


彼が僕が動画を撮っているのを肖像権の侵害って言ったんですが、
動画を撮っただけでは肖像権の侵害にはなりません。
ここは覚えておいた方がよくて、動画の撮影だけでは肖像権の侵害にはなりませんからね。
この動画をネットに上げてみんなに見えるようにすると、これは肖像権の侵害になります。
彼がバカなのは、肖像権の侵害をわかっていないくせに言い切っちゃってるところと、法律違反と犯罪の区別がついていないところなんですね。法律違反と犯罪は違いますからね。
これ何が違うのかっていうと、罪があるかどうかです。
罪があるのが犯罪です。

しかも肖像権の侵害になるのかというのは、裁判所が決めますからね。
肖像権の侵害って不倫と一緒なんですよ。
どうゆうことかっていうと、当事者同士が話し合うと喧嘩になっちゃうから、裁判官が間に入って、じゃあお金で解決しましょうっていうのが、民法上の裁判ですからね。

ここでポイントなのが、肖像権って侵害をされても不法行為にならない可能性があるということなんですね。
肖像権っていうのは直接法律には書かれていないんですよ。
裁判所の過去の判例で、憲法21条の表現の自由と、基本的人権の尊重のこの2つの兼ね合いで、どっちが優先されるのかっていうのが、過去の判例でいくつもあったんですよ。
そこで基づいて言われているのが肖像権の侵害なんですよ。

肖像権の侵害が不法行為にならない可能性があるって言ったのは、僕がなぜ動画を撮ったのかっていう理由がありますよね。
僕はこのおっさんが暴力を振るってくる可能性があったから、身の危険を感じて撮影をしているわけですよ。
いわば身を守るためですよね。

よく煽り運転とかあるでしょ。
あれで動画を撮影するのと一緒なんですよ。
明らかに敵意剥き出しできて、身の危険を感じたから撮ったんですね。

で、何がいいたいのかっていうと、みなさんもネットで情報発信とかしていたら、もしくは仕事をしていたら
絶対に頭がおかしい人がいると思うんですよ。
そうゆうのがいたときに、まともに会話もできないで自分の主張を一方的に言ってくる人がいると思います。
そうゆうときはこうやって証拠をきちんと取りましょう。
勝手に音声とか動画を撮ったら犯罪になるかも…
とか思うかもしれないですが、大丈夫です。

僕は彼に訴えられましたが、当然何もありません。
ちなみに逆に相手を訴えたいと思ったら、肖像権の侵害は民事事件なので、裁判所に言ってくださいね。
このおっさんは最初警察署に行って、注意されたらしいんですけど、
警察は民事事件を取り扱えません。これを民事不介入と言います。
なので、不倫とか、肖像権の侵害は裁判所に持っていきましょう。

警察にいうのは、あくまでも刑事事件だけなので、罪があるものについては警察に相談です。
ちなみにですが、刑事事件って基本的には被害者への救済はありませんからね。
被害者を救済するために刑法ってあるわけではなくて、また同じ事件が起こらないように国を維持するために存在しているので、ここは注意してください。

民法は被害者の救済があります。
これは当たり前です、誰のための裁判だっていうことなので。

法律の知識って意外と知らない方も多いみたいなので、肖像権の侵害と民放などの法律の流れ程度は知っておくと良いかもしれません。
特に頭のおかしい人に絡まれらときは、証拠がないと誰も動かいてくれない可能性があります。
なので、相手の動画や音声などの記録をとること自体には問題がないというのは、知識として知っておいてください。
あなたの身を守るのは、あなたなんです。
覚えておいてください。

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