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読奏劇<制作話6>

●Dream Stage -読奏劇-とは?<制作話>
キャッチコピーは『パブリックドメインとなった国内外の名作を、音楽のMusic Videoのように演出するライブ配信・朗読劇』。
[Official Web Site]https://dreamline.link/dream_stage
[YouTube]https://www.youtube.com/channel/UCqtv2T_19o9eIB4ynYqejAg

2020年8-11月に配信された第1回「読奏劇」についての制作話を不定期に投稿致します。皆様から頂いている様々なリクエストに対する回答もところどころに盛り込んでいければと思っています。

★制作話 #6 (目安:2分30秒)

 さて#2で、集中して観られる・聴ける時間を「20分」としながらも、採用予定の作品に「40分」前後が多いという課題のクリアが同時進行で進んでいました。#5で出てくる「眠る森のお姫さま」も「走れメロス」も40分の分類でした。

 この部分は、アーカイブ期間を出来る限り設ける事でクリアする事になりました。1回目の配信が8月で最終回が11月と期間が開く事が見え始めていましたので、思い切って最大3ヶ月強の期間を設けたのですが、アーカイブが長期間になれば、観たい時に好きなだけ観る事ができるので、20分問題が一応は解決されるというわけです。

 次にアーカイブの期間を延ばす為には、朗読作品だけでなくBGMも自由利用可能な楽曲を使用する必要がありました。本編作品〜BGMまでの全てを借りた物で制作するというのは、ライブで言いますとカバー楽曲のみでライブを行うのに近い感覚ですので少し躊躇しましたが、思い切って採用しています。その為、ほぼ同時期にテレビ番組で同じBGMが使用されていた事があり、気が付いた方もいらっしゃったようですが、それもまた楽しみ方のひとつということでご容赦ください。

 そして番組構成です。今回の番組は「本編配信→トーク(生配信)→本編再配信」という構成を取らせて頂きました。これは、映像をチェックしている際に、映像に集中すると音や声を聴き逃す(その逆も然り)という事が多々あったこと、スタッフと詳細をチェックしあった時に、同じ作品であるのにもかかわらず皆が違う点を指摘するという事があった為、生配信トーク中に見どころをお伝えして再配信する事で、先入観なしで観る1回目と再配信の2回目とで視点が変わって面白いかもしれないと思った為です。

 最後に配信テクニックに関しては、今回「メイキング映像を観ながらスタジオの生配信音声を副音声として出す」「グッズの画像をリアルタイムで配信画面上に出す」という事をやらせて頂きましたが、テレビ番組だと当たり前のこれら技術も、配信ではまだまだインターネット環境や機材負荷の問題でトラブルになりやすいので避ける会社さんが多いのですが、配信プラットフォーム「イマチケ」さんのご協力により実現しました。

こうして番組配信のスタイルも固まっていったのです。


#7へ続く。
羽田野嘉洋(Dreamline inc.)

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