㊵スリランカ旅/中国の影響力分析Part4 コロンボ・ポートシティ・プロジェクト1月6日
2018年1月の記事です。
コロンボに戻った1月5 日の翌朝から、コロンボ市内の中国の最大級プロジェクトを見学にいきました。コロンボ・ポートシティ・プロジェクト(通称PCP:Port City Project) です。
本プロジェクトは中国交通建設(通称CHEC:China Communication Construction Com-Engneering Company) がコロンボ港の南側に14億ドルかけて233 ヘクタールの埋め立てと道路及び基本インフラ建設を行うとされたプロジェクトです。ここも現在は、ハンバントタ港同様に中国への 99年間のリースが決定しています。
私は現地に足を運んで、開発の大規模さに驚きました。ドラックが5分に1台以上プロジェクトサイトに入っていっては、資材を下ろして空っぽのトラックが出て行っていました。
また、直接船から砂を噴射して埋め立てしている様子には不気味さを感じました。後ほどJETROの方に話を伺った際には、「あの砂は海へ流れ出る量が多くて海洋の環境破壊に繋がっていると言われている」と教わり、中国らしい環境面を気にかけない開発方式だと感じました。
港湾に建設資材を運搬するトラック運転手は見る限りはスリランカ人でしたが、港湾内で働いている労働者は基本的に中国の労働者ということを、CHECの技術者(スリランカではなく上海にて採用された)で港湾内で働くスリランカ人が教えてくれました。
箱物を作るのは結構ですが、この先のコロンボ・ポートシティが生む経済効果が大きいのか疑問の余地が残ります。
以下はコロンボ市内の観光地の様子です。参考まで。
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