旧 Ulysses ユーザーが Ulysses を追加料金なしで使い続ける方法

かつて執筆ツールを模索する過程で Ulysses に出会い、一時期使っていた。Mac 版が 4500 円、iOS 版が 2000 円なので、それなりの出費だったが、しばらくすると使わなくなっていた。

Ulysses
https://ulysses.app/

それが最近、ふたたび Ulysses の良さに気付いて、使い始めることにした。

ところが、いつの間にかサブスクリプション制に移行していているではないか。一応過去に Ulysses を購入した人には無料期間が用意されているが、それは Mac で1年以内に購入した人、iOS では6ヶ月以内に購入した人が対象だ。私のように 2015 年に買った人は対象外となる。

しかし実は旧バージョンがまだ使える。特に最新機能がなくてもいい人は旧バージョンを使い続けることで、追加料金が不要になる。これは公式ブログに書かれていることだ。

Ulysses Switches to Subscription | Ulysses Blog
https://ulysses.app/blog/2017/08/ulysses-switches-to-subscription/

すでに旧バージョンを iOS から削除している場合、App Store「アプリ>右上のユーザーアイコン>Purchased」から、Ulysses Classic というアプリを見つけ出し再インストールすればいい。どうやら Ulysses Classic と普通に検索しても出てこないから、過去に購入した人のみが再ダウンロードできるようだ。

Mac の場合は旧バージョンの再ダウンロードはできないようだ。しかし、幸いにも MacBook Pro に旧バージョンを消さずに入れていた! これを別マシンの Mac にコピーして無事動かすことができた。おそらく別マシンからのコピーして使えたのは同一 Apple ID だからだと思う。これでバージョン 2.8.1 が使えるようになった。

前述の通り、旧バージョンなので当然最新バージョンの機能は使えない。

Ulysses を再び使い始めてまが日が浅いけど、その良さに気付いたら最新版のサブスクリプションに加入しようかなと思う。サブスクリプションだと Mac 版も iOS 版も一つのサブスクリプションに加入することで使える。

なお、最新版の iOS 版 Ulysses をインストールすると、読み取り専用モードになる。それでもちゃんと iCloud の同期はされているので、旧バージョンの文章が読める。つまり、読み取り専用アプリとして使えばいい。例えば、Ulysses の新旧バージョンを Split View で同時に開き、別の Sheet を参照しながら文章を書くことができる。翻訳なんかでも使えるかもしれない。ただ、新バージョンはサブスクリプションへの勧誘ポップアップが出てくるのがちょっと邪魔だけど。

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