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読書ノート

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読んでいる本、読んだ本、読みたい本についてつれづれ書いている日記のようなもの
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#読書の秋2023

積読の地層

仕事などで忙しく、読書感想がなかなか書けずに、駄文に近いものを書き継いでいる。ヴァージニア・ウルフ氏は『自分ひとりの部屋』で女性が自立するためには個室と一定金額のお金が必要だと指摘していたけれど、これは現代人にも当てはまる気がします。特に子育てと仕事があると、精神的な「自分ひとりの部屋」はなかなか失われていく。

寝かしつけた子どもの横でこのnoteを開く。引用してみたい本も開けず、頭の中に浮かん

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存在すら知らなかった本を買う

存在すら知らなかった本を買う

先日、書店で本を買いました。仕事などで時間が見つけられず、久しぶりの来店、まとめ買い。SNSや新聞広告を通じて以前から「狙っていた」本を買うつもりが、ついつい違う本にも手を出してしまう。中には存在すら知らなかった本もありました。

たとえば、井奥陽子さんの『近代美学入門』(ちくま新書)。美術入門ではなく、美学入門というのに惹かれました。新書の新刊のようで、面陳列(表紙を前にする形での陳列)で店頭で

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