【書評】「学力」の経済学 〜エビデンスに基づく教育とは〜
こんにちは!
9月から子育てに関する本をご紹介!している志帆です。
9月 子どもへのまなざし 佐々木正美
10月 パパは脳研究者 池谷裕二
是非チェックしてみてね♪
今回ご紹介するのは、
じゃじゃん!「学力」の経済学。
今をトキメク「教育経済学者 中室牧子」さんの本だよ。
さてイキナリ質問
「子どもを褒美でつってよいか?」
「褒め育てはした方がよいか?」
「ゲームをすると暴力的になると思うか?」
に対してあなたはどう答える?
チク
タク
チク
タク
私の答えは
「ご褒美でつってよい」
「褒め育てはした方がよい」
「ゲームをすると暴力的になる(気がする)」
だったの。
根拠は。。。?
とくに感覚。もしくは今までの知見。
経済学者の著者の答えは、
**「ご褒美で釣っても良い」
「褒め育てはしてはいけない」
「ゲームをしても暴力的にはならない」 **
これらはデータを用いて明らかにしている発見で、知っておかないともったいないこととしています。
この本は、そんな観点から
1 他人の成功体験はわが子にも活かせるのか?
2 子どもを“ご褒美”で釣ってはいけないのか?
3 勉強は本当にそんなに大切なのか?
4 少人数学級には効果があるのか?
5 “いい先生”とはどんな先生なのか?
と章立てにして説明しています。
私には3歳の男の子と6歳の女の子の子どもがいます。
子育てはやり直しが効かない実験だと思っています。
とはいえ、日々考えてやっているかというとそうではない。。(笑)
良い本があると聞けば読んで参考にしたくなるのが親の気持ち。
この2章の「子どもをご褒美でつってはいけないの?」の効果を実験してみたよ。
教育経済学的に正しい「ご褒美」の設計
アウトプットではなくインプットに、遠い将来ではなく近い将来にご褒美を与えるのが効果的
例;
◯1時間勉強したら、勉強が終わった後にお小遣いをあげるよ
× テストで良い点をとったら、お誕生日にお小遣いをあげるよ
また、子どもをほめるときには、もともとの能力ではなくて具体的に達成した内容をあげることが重要。 例;
◯今日は1時間も勉強が出来たんだね
×あなたはやればできるのよ
1日1時間までならテレビもゲームも問題ない。
2時間以上だと、学習時間などへの負の影響が大きくなる
ゲームの中で暴力的な行為が行われていたとしても、それを学校や隣近所でやってやろうと考えるほど子どもは愚かではない。
さて、以上をふまえてお家実験してみたの、1週間。
3歳の息子はYoutube大好きで、お風呂上がり後Youtubeを見るのを許してるのだけど、私に罪悪感あったのね。でも、今は特にそれを感じず息子も笑顔。
娘への声かけも変わった。
娘とは毎日寝る前に一緒に英語の勉強しているの。
それと明日の小学校の準備もグズグズすることが多いから、
「今日は**出来たね」
「##出来たら、早く◯◯(ご褒美)しようね」
を多用するようにした。そしたら、確かに進んでやってくれてる気がする。
私は日々実験が好きな学者タイプ(魅力ラボ)なので、こういうことに嬉々としてるのだけど、
この本を読んで1番強く感じたのは、これね。
**「教育政策にエビデンスを」 **
第4章 より引用
少人数学級には効果があるが、費用対効果は低い
学力テストの結果を公表するならば家庭の資源を表す情報も紐づけて公開すべき
学力は学校だけでは決まらない
「子ども手当」のような補助金は学力の向上には因果関係を持たない
えー!そうなの?
限られた財源の中、効果的な結果を求められる教育に科学的エビデンスがあまり使われていない。。
もしくは、政策評価は第三者機関が中立性をもって評価されていない。
特に教育政策には思い込みや根拠のない通説にとらわれない正しい判断が必要ですよね。
著書は最後に言っています。
「教育にエビデンスを」
教育経済学者の提言にこれから注目していきたいと思うようになりましたよ。
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執筆:小林志帆
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