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【書評】パパは脳研究者 〜子どもを育てる脳科学とは〜

池谷裕二さんの本。
テレビのコメンテーターとしてもご活躍の脳科学の先生で、学者の本はわかりにくい!となりがちですが、この人の著作は面白いと評判です。

少し紹介すると…
先端の研究者の"即戦力の記憶術"

脳のトリセツのこれとか。

最新の研究しながら、それを一般の人にもわかりやすく説明出来る本当に頭の良い方なのだと思ってます。

そんな著者が子どもを育てながらその成長を脳科学と照らし合わせながら読み解くエッセイです。

親の思いとして最新の脳科学者の子育ては気になる!

私がなるほど〜と思った箇所6つを以下ピックアップします。

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○尿意と睡魔は赤ちゃんにとって不快

産まれた直後に赤ちゃんに振り回されたことがある人には納得!
大人になると心地よいものでも、赤ちゃんにとっては不快とは!赤ちゃんは経験を通して感覚も知っていくものらしい。

あの泣きは不快だったのね〜。


◯まるで恋!?パパのオキシトシン

オキシトシンとは、相手を信頼しようとし、相手に尽くしたくなるホルモン。愛情ホルモンとも言われる!

このホルモン、よく母親が出産のときに多量に分泌されると言われてます。
でも、父親も子育てをはじめるとこのオキシトシンが出るらしい。しかも子育てすればするほど!

うちの夫も娘に対して「まるで恋してるみたい」だけど、実はオキシトシンは恋してる時も出るらしい!
あながちパパの娘に対する恋人か⁈的な愛情も脳科学的には間違っていないものなのね〜!


○コミュニケーションが重要(生死に関わるくらい)

コミュニケーションは重要なのはわかってたけど、生死に関わるとは!でしょう?

13世紀の神聖ローマ帝国のフリードリヒ皇帝や第二次世界大戦中にも孤児院でルネスピッツが調査してるらしい…

栄養や衛生面だけでなく、コミュニケーションやスキンシップがないと人って育たないとは…
人の脳には関係性欲求が強く組み込まれてる証明なのね。


○脳が成長するのは断然入力より出力

これね、大人もそうでしょ?
池谷先生のうちでは3歳から日記を書かせてるらしいよ。で、娘に日記書かせ始めたのは秘密ね…

私、第2言語として子供や大人に英語を教えてるのだけど、外国語習得の鍵は大量のインプットと少量のアウトプットだと理解していて。
これはやはり、脳科学的にも適っているのね。


◯才能は遺伝と環境の影響は半々

遺伝的才能だけではダメで、さらに適切な環境を用意したり、環境によって決定される部分も多くあるらしい。複合的なんですね!

子供の能力を最大限に!とは親は思うものですが、遺伝的なものもあるし、環境を用意すれば良いものでもないし、これはもう出来る限りのものですな。


○しつけ ほめるとしかる (認知的不協和)

ほめるのは良いと私結構ほめて育てていたんですけど…

認知的不協和という難しい言葉。
自分の思惑と現実が矛盾してることにストレスを感じること。無意識にこのストレスを解消しようとする心理が人間にはあるらしい。

具体的に言うと、
絵を描くことが好きな子供が好きで絵を書いていて、親が褒めたとする。すると、あれ?私褒められたくて絵を描いてたのかな?と子供は感じ始めて絵を描くのをやめてしまう。という…

著者曰く、行為を褒めるのは出来るだけ避けるべきでできあがった作品を褒めるべきと。ちょっと難しい。でも、とりあえずこの知識覚えておく!


この本を読むと、その時その時の成長に伴う子どもの行為が理解出来て、かつ親自身の成長も促される!

また、上記の私のあげたポイントなんてほんの一部。

あなたの「なるほど!ポイント」も是非見つけてね!


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執筆: 小林志帆


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