「娘ですが親の介護は致しません!」16話
まぁ…いろいろすんなりとはいきません(苦笑)
プロ介護のみなさんには「あるある」なんでしょうけれど、ホント頭が下がることばかりで、このころの私は常に胃が痛かったです。
私はデイサービスの方に実家の鍵を預けるという判断を何の迷いもなくしましたが、知り合いの中には「ヘルパーにモノを盗られた」とか揉めているケースも実際あったので、こればっかりは個人の判断です。
我が家の場合は通帳は銀行で認知症を疑われ取引停止されないために私が引き取っていましたし、現金もいざというときのための最少額しか(母の財布に3千円、ヘルパーさんの買い物用に1万円、母の財布に現金がなくなったときのため(デイで買い物とかに行くし、デイから帰った後買い物に行ってしまうので)の補助金(千円札で)1万円(買い物のときデイの方に残高確認してもらっていました)(さらに何かあったときのために叔母に1万円預けていた)家に置かないようにしていましたし、貴重品に高価なもの、盗られて困るようなものもなかったので(苦笑)鍵を預けることに何の不安もありませんでした。
実際、通いのヘルパーさんは本来の報告書の他に独自に買い物メモなどつけてくださっていましたし、信頼できる方たちに恵まれていたというのもあります。
あっ、なぜ母に最少額しか持たせなかったかというと、現金主義の母が家電店でうっかり8キロの洗濯機を買わされそうになったためです。(ひとり暮らしで洗濯もめったにしないのになぜ8キロ?と、私が気づいて5キロの簡単機能洗濯機に注文変更しました)
デイの送迎ではヘルパーさんの時と同じく「セキュリティー」の問題が意外な落とし穴になりました。
1軒屋なら窓などから家の中の様子を察っすることもできますし、声掛けもより近くでできるのですが、マンションの場合、共同エントランスという最初の関所がまず通れない、安否確認すらできない訳です。
若いうちはセキュリティー大事ですが、歳をとったらセキュリティーよりご近所つながりの方が大切になる気がします。
自分は多分、死ぬまでひとりなので、次の引っ越しは公営団地(最近は団地ごとにデイサービスの施設があるらしい)を申し込みたいと思っています。
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