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娘ですが親の介護は致しません! 17話

そもそも母という人は耳の聞こえが悪くなる前から人の話を聞かない人でしたが、本当に聞こえが悪くなってからは「日本語を理解すること」を放棄したように思えます。
母に限らず「聞こえ」は「認知症」と深いかかわりがあるのかもしれません。(よーしらんけど)

子どもの頃「他人(ひと)に迷惑をかけない!」を徹底的に刷り込まれてきたイイ子ちゃんは、肉親より他人様を優先するようになるでしょう。私がその典型!
救急外来~この時の出来事は「施設に入ったら母はまた暴れるのでは?」「施設に入っても退所を宣告されるのでは?」というトラウマになりました。
入院前からショートステイ(老人ホーム入所のステップにもなるので)をお願いしていたものの「ただでさえ過酷な労働をされている介護士さんたちにご迷惑をかけてしまうのでは…」という申し訳なさで胃が痛かったです。(母が”かわいそう”という気持ちは微塵もなかった)
「介護士さんは仕事だよ」「お母さんより大変な人はいっぱいいるよ」といってくれる友人もいましたが、このころの私は「それでも母と一緒には暮らしたくない!」という気持ちとの戦いで心身ともにまいっていました。

戦いはこれからが本番なんですけどね。

次回は施設めぐりと介護予算の具体的な目論見を描けたらな…と思っています。

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