どくみつき

あなたの心の昼行灯!✴️ 嫌いな言葉は「火の無い所に煙は立たぬ」です❤️

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【短編小説】幽霊養女

 私はいわゆる幽霊というやつだ。死んだときのことは覚えていないが、この状態になったときに立っていた道路脇に花が供えられていたことを思えば九分九厘事故で死んだのだろう。中学の制服を着ていることを考慮すると通学か下校の途中だったようだ。まあどうでもいいが。  どうも生前の私は幽霊というものは(いるとすれば)未練ありきで存在するのだと漠然と思っていたのだが、別にそうでもないらしい。  友人もおらず家族とも不仲な私はそれこそ”幽霊のように”と形容可能なほどこの世に居場所はなく、平日

    • 令和だけどキノコのグロンギの話をする。

       最近見ている「仮面ライダークウガ」にキノコのグロンギが出てきた。名は「メ・ギノガ・デ」と言う。結構衝撃だったのでこいつの話をしたい。  この記事を開いてくれた諸兄姉に説明はご不要かと思われるが、一応軽く説明するとグロンギとは変身能力を有する好戦的な古代人で、いわゆる怪人のことである。  リント(現代人の先祖および現代人)を狩る、ゲゲルというゲームを行う傍迷惑な存在だ。元々人間と同質であるにもかかわらず、徹底して共存不可能な存在として描写されている。  さてこのメ・ギノガ

      • 10/20〜26雑記。「Lost Holiday」

        10/20  姉の勧めでモンハンNowを始めた。  シンプル操作かつミッションもそう難しくないのでついやり続けてしまうとの話だったが、まさにその通りであった。手軽な娯楽で時間を消費し続けてしまうスマホ脳には中々危険なアプリかもしれない。  それにポケモンGOと併用している身としては出先が忙しなくて仕方がない。ゲームは程々に。  モンハンNowをやっていると久しぶりに本編シリーズをやりたくなってしまう。モンスターとの手に汗握る激闘や装備のコーディネートが懐かしい。  しか

        • 10/13〜19雑記。「アセロラ色の終末」

          10/13  Audibleで、「怪異証言~百物語~」を聴いた。山口敏太郎氏の著書だ。  山口氏は怪異に関して、"エンタメとして楽しむ"と"事実として扱い考察する"というアプローチを使い分けているので、オカルト界隈においては比較的信用に足る人物だと僕は認識している。  本書はそんな筆者のもと聞き取りが行われた怪談が載せられている。  無駄にハードルを上げてしまったが、中には信用に足るとは思えないもの、つまり井上円了先生的に言えば偽怪や誤怪と思えるものや、古臭い都市伝説もあ

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        【短編小説】幽霊養女

          10/6〜12雑記。「もう羽毛に埋もれたい」

          10/6  出勤したら知らない人がいた。昨日有給を取って遊んでた間に新しく入ったバイトだ。  ファーストコンタクトが周りとズレると顔合わせが気まずくなりがちだから警戒していたが、あっさりと初対面の挨拶だけ済まして終わった。  挨拶しただけなので実質的には会話をしていないようなものだが、なんとも無愛想かつ自信家そうで苦手だ。  仕事終わりに買い物に行った。セルフレジを通して会計をしている際、何やらベタついた感じがしたので家に帰ってから確認すると、豆腐パッケージの蓋に隙間がで

          10/6〜12雑記。「もう羽毛に埋もれたい」

          9/29〜10/5雑記。「ドラムスター・ベイビー」

          9/29  体調がすこぶる悪くて仕事を休んだ。昨日のうちに力を振り絞って買ったコロナの検査キットは陰性を示していたのでひとまずは安心か。しかし在庫が無くて一つしか買えなかったのは残念だ。いざという時のためにストックを用意しておきたい。  僕の身体に起こった悲劇は体調不良だけでは無い。歯の詰め物が取れたのだ。嫌になる。  何が嫌って歯医者の予約を取るのが億劫だ。  今までは実家近くに行きつけの歯医者があったが、引っ越した今となっては新規開拓しなければならない。  だが近隣の歯

          9/29〜10/5雑記。「ドラムスター・ベイビー」

          9/22〜28雑記。「すぐそこにある彼岸」

          9/22  今日の仕事も仕分け業務だった。3日連続ともなると流石に珍しい。初日はともかく、昨日からは立ち仕事なので足が悲鳴を上げている。  これが単調な仕事なら別にいい。肉体こそ疲れるが、何も考えなくて良い分むしろ楽だ。  だが今回はさっぱりだった。まるで知識が無い上に総量さえ分からないという五里霧中の状態で作業していた。一人で。  これは中々に恐ろしい。どんなカテゴライズが出来るかも何が処分出来るのかも目処が立たない。仮になんとなくカテゴリを分けても今度はどれがそこに当

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          9/15〜21雑記。「虫籠の少女たち」

          9/15  昨日調子に乗って炎天下を歩き続けたせいで頭と足が痛い。万歩計的なものは無いので正確なことは分からないが、ポケGOのタマゴの孵化状況からして17km以上は歩いているはず。炭酸を無理やり一気飲みしたような吐き気もした。  午後からは割とマシになったが、ワンダードリーム(有給の意)から覚めて意気消沈してるのも加わって仕事どころではなかった。でも仕方ないだろう。そんなこと誰が責められようか。  雨がひどい。 「こんな豪雨になるなんて!私聞いてない!」  と僕の中の所長

          9/15〜21雑記。「虫籠の少女たち」

          9/8〜14雑記。「Standing by……」

          9/8  大雨だ。台風が来てるらしい。  テレビの無い生活になってから台風が唐突に来るようになった。基本iPhoneの天気予報しか見ないもんだから、「雨降るっぽいな」と思ってたところが台風だったりする。情報に疎い。  仕方がないので靴に防水スプレーをかけて出社したが少し濡れた。ほんの1,2週間前に買った防水スニーカーなのに。  しかもソールに水が入ったらしく歩くとカエルの鳴き声みたいなのが鳴る。夏の風物詩か。  僕は傘をさすのが下手だ。高校生のころ雨の日に傘をさして登校し

          9/8〜14雑記。「Standing by……」

          9/1〜7日記。「寝苦しい豚に食物を」

          前書き  日記に前書きなんて前代未聞かもしれないが、日記を書こうと思った経緯について書いておきたいと思う。  皆様は、「めんどくさがりなきみのための文章教室」をご存知だろうか。児童書でお馴染み、はやみねかおる先生の著書の一つだ。  中学生くらいを対象としてるらしく、非常に簡潔かつ要点を押さえてるとの触れ込みだったので、ずぶの素人が文字書き始めるにあたって丁度いいかと思い読み始めたのだが、その中の文章練習法に「毎日200文字の日記をつける」というものがあった。自堕落かつ忙し

          9/1〜7日記。「寝苦しい豚に食物を」

          クジラ Q&A

          鯨(英:Whale) 哺乳類 クジラ目・鯨偶蹄目に属する水生生物の総称。地球上で最大の哺乳類である。 形態からハクジラとヒゲクジラに分けられ、ハクジラのうち小型(体長4~5m以下)のものがイルカと分類されることが多い。 ザトウクジラ・シロナガスクジラ・マッコウクジラ・イワシクジラ・ザトウクジラなどがいる。 Q.人混みにいるクジラってなーんだ? A.雑踏クジラ ※以下ひたすらにこんなのが続きます。 Q.お菓子に入ってるクジラってなーんだ? A.砂糖クジラ Q.クジラを捕

          電気鼠はマネシツグミの声で鳴くか ~不自由な音での表現法~

          どうも皆さま方、ご機嫌麗しゅうお過ごしでしょうか。 早速ですが皆さま方は物真似をご存じでしょうか。相手が使った技を自分の技にする"わざ"ではなく、人物やキャラクターなどを声や仕草で模倣する芸の話です。 一発ギャグや隠し芸などと並び、出来ると何かと役立つ技術としてお世話になっている方も多いかと思います。芸は身を助けるとはよく言ったもので。 そんな物真似ですが大きな特徴として、”認知されているもの”を模すことが前提となっていることが挙げられます。例えばあなたが学生時代に印象に

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          サバンナのトロッコはレールを切り替えるべきか

           皆さん動物は好きでしょうか。人間は含まない意味での動物の話です。僕はそこそこに好きです。  正確に言うと動物の生態を知ったり姿を眺めたりするのが好きです。触れ合うのは全然ダメ。怖い。彼らは人間とは別のルールや形態を持っていますからね。まあそこが魅力でもあるんですが。  そんな動物やや好きであるヒト科ヒト属の僕は野生動物を特集した番組を観ることが好きなのですが、その手の番組には自然界に生きる動物の映像として定番のくだりがあります。  それがこれ↓  ナレーション『アフリ

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