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プログラミングスクールに通う意味はない話

こんにちは、闇落ちエンジニアです。

メーカー系企業でシステムアーキテクトとして働いています。今年でIT業界は11年目です。

プログラミングスクールに通う意味はない話

プログラミングスクールに通おうと思っている人は、ITエンジニアになりたい人が大半だと思います。

結論を言うと、ITエンジニアになりたいなら、高額なプログラミングスクールに入るより、現場でお金をもらいながら学んだ方が早いです。

プログラミングは独学できる

プログラミングスクールは、どこも数十万円以上の高額な授業料が必要なため、普通の人の出費としては、相当な痛手です。

現在よりも年収を上げるために、ITエンジニアを目指している人なら、なおさらです。

また、現在働かれてる方がプログラミングスクールに通う場合、基本的には仕事を辞めて通う事になるため、その間は無収入になります。

しかし、はっきり言ってプログラミングスクールで習うことは、書籍を数冊買えば学べることですし、どうしても人に教わりたかったら、「Udemy」の人気講師の動画講座の方が分かりやすいです。

分からない箇所は、質問サイトの「teratail」で質問するなり、「Qiita」や「グーグル」で検索すれば、ほとんど解決します。

結論としては、書籍や動画サイトで独学し、アプリやウェブサイト等の成果物を作成して、なるべく早くIT業界の現場に入って業務経験を積んだ方が、プログラミングスクールに入るよりも良いです。

まずはSier業界に入る

ネット上では色々と嫌われているSier業界ですが、僕個人としては、未経験者は一番初めの就職先に、Sier業界を選択するのが一番コスパが良いと思っています。

理由としては、次の通りです。

①教育が充実している企業が多い

②お給料をもらいながら、”現場”で仕事について学べる

③入りやすく、出やすい

①教育が充実している企業が多い

Sier業界は玉石混合なので、基本的に給与、労働時間、通勤時間、身に付くスキル のどれかは悪い条件になることが多いです。

ただし、現場で働くにはある程度のビジネスマナーやスキルが必要なため、入社時にビジネスマナー研修やプログラミング研修を受けさせてくれます。

また、社外の技術研修(教育系企業が行っている、ちゃんとした研修)を年に数回受けれる制度がある企業も多いです。

②お給料をもらいながら、”現場”で仕事について学べる

Sier業界の場合、元請けや二次請けでもなければ、お給料は低いことが大半です。

ただ、最初から給料アップの転職を目指しているのであれば、最初の1~2年の間給料が低かったとしても、現場に出てプログラミングやテストを学べるのですから、高額な授業料を支払ってプログラミングを学ぶよりも、経済的負担は少ないです。

また、職務経歴もつくため、「プログラミングスクール出身です」という人よりは、就職に有利なはずです。

企業からすれば、初期の研修コストがかからないし、ある程度現場で仕事をしてきたなら、仕事の仕方を知っているという安心感もあります。

③入りやすく、出やすい

新卒でもなければ、基本的に人材派遣を行っている企業(いわゆる、SES)に入ることになります。SES企業は数が多いので、未経験でも就職しやすいのが特徴です。

現場に「準委任」という契約形態で、先輩社員と一緒に入り、システムの設計、プログラミング、テスト、運用を行うのが主な仕事です。

現場により、どの工程にアサインされるかは異なりますが、基本的にSierのシステム開発は、半年~2年等の長い期間で行うことが多いため、1年以上現場にいれば、一通り経験することができるのではないでしょうか。

運悪く、ずっとテストをやることになる人もいるみたいですが、そこは運としか言いようがないです。定時後に勉強し、スキルが身に付く会社にさっさと転職するのが最善です。

Sier業界はドキュメント作成が多いため、どうしてもプログラミングに割く時間は少なくなりがちです。このため、市場価値の高いスキルが身に付き辛いと言って、転職していく人もいます。

ただ、僕が観測している限り、最近はAWS、Elasticsearch、dockerといった、人気の技術はSierの現場でも普通に使われています。

確かに、Gitの代わりにSVNが、ReactやVueの代わりにjQueryが現役で使われている等、WEB業界では使われてないような技術やツールが現役で使われている側面もありますが、こういった体系的な「ハードスキル」は、定時後の独学でどうにでもなります。

また、基本的にプログラマーのレベルが低いため、自宅で定時後に学習する等してレベルを上げ、業務で結果を出していると、「いなくなっては困る人材」になれるので、テスター等にならずに、ずっとプログラミングをすることも可能です。

転職に関しては、僕の知り合いの例ですが、3年程度SESの企業に薄給で勤めた後、誰もが知っているWEB業界の大手企業にプログラマーとして転職した人もいます。当然、年収も上がりました。

皆さんが思っているより、Sier業界からWEB業界への窓口は広いですし、業務経験は評価してくれます。

結論は、とにかく若いうちに現場に入る

未経験から他業種に転職する際の一番の武器は「若さ」です。

もし、他業種に飛び込むなら、1年でも若い方が当然有利です。

そして、悪条件でも良いので、業界に飛び込んで、とにかくがむしゃら働き、勉強してください。

スキルと業務経験があれば、可能性は無限です。

WEBや受託開発の企業に入りたいなら、定時後に勉強して、Githubにソースコードを上げましょう。みんな、定時後に勉強しています。

だから、「フリーランスで年収1000万円」なんです。

ITスキルは幸いなことに、「独学」が容易ですし、スキルがあれば年収も上げやすいです。

先輩ITエンジニアが、独学のために、わかりやすい書籍を大量に執筆してくれています。

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