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自己肯定感を高めるたった2つの方法

最近、自己肯定の曲が流行る傾向にある気がします。

「自分サイコー!」
「生きたいように生きよう」
「他人に何を言われても気にするな」
そんなメッセージが込められている曲をよく耳にします。

このような曲は自己肯定感の低い人にとても良い影響を与えます。
気分を上げることはもちろんのこと、聞き続けることで自己肯定感も上向いてくるでしょう。

ただ、このような曲が流行る背景には、自己肯定感を持ちにくい社会が存在することも忘れてはいけないと思っています。
みんな自己肯定感が高かったら、こういった曲は流行らないはずなんですよね。

そんなわけで、今回は自己肯定感を高める2つの方法についてお話ししていきます。


1.自己肯定感を下げている2つの要因

自己肯定感を高めるためには、まず自己肯定感が下がる要因を知る必要があります。要因に直接アプローチしていくことで、自己肯定感を高めることができます。

私たちの自己肯定感を下げている要因は次の2種類に分かれます。
①外的要因 ②内的要因

自己肯定感を下げている要因

①外的要因

外的要因とは自分以外の他人のことです。
あなたの外見・性格・人格・能力・職業・夢・趣味・趣向などを否定してくる人は全員該当します。

例えば、毒親はまさに外的要因の大ボスです。
彼らは繰り返し子供の人格を否定し、自分の欲求を押し付けます。

特に、毒親は子供に否定を感じさせない否定が上手いので注意が必要です。笑いながら否定したり、これは愛情だと言い張ったり、かなり姑息です。

他には、イジメやパワハラなども外的要因の主たる例です。
自己肯定感が高い人でも、長期的に否定を繰り返されることで自己肯定感を持つことができなくなります。

②内的要因

内的要因とは自分の中にいる”自己否定的思考”のことです。

外的要因によって心の奥に自己否定的イメージを植え付けられることで、外的要因が目の前にいなくとも、自分で自分を否定する思考になってしまうのです。

「どうせ自分なんかダメだ」
「上手くいくわけない」
「ブスは何してもブス」
ついつい、そんな言葉を自分にかけていないでしょうか?

これらは心の奥に植え付けられた外的要因の言葉です。
無意識で彼らの思考を真似して、自分で自分の自己肯定感を下げる癖がついているのです。

自己否定的思考を植え付けられた相手が毒親の場合、この心の声を「インナーマザー(内なる母)」と呼びます。

2.自己肯定感を高める2つの方法

自己肯定感を下げている2つの要因をやっつけることで、自己肯定感は自ずと高まります。

自己肯定感を高める方法

①外的要因を排除する

まず、あなたを否定してくる他人とは距離を置きましょう。
親・兄弟・恋人・友人・上司・同僚、誰であってもです。

自己肯定感を高めたいのに、下げる原因に近づいていては意味がありません。点火しながら鎮火しているようなもので、どんなに頑張っても効果が薄いです。

外的要因と距離を置くことが難しい場合は、接する時間を限界まで短くしましょう。あなたを否定する声・言葉・態度の情報が入ってこないようにする必要があります。

さらに、「自分を傷つける相手とはすぐにフェードアウトする」とマインドセットしておくことで、新たな外的要因の発生を防ぐことができます。
傷つけられる前に離れてしまえば、自己肯定感を下げずに済みます。

②内的要因を退治する

外的要因と距離を取ることができたら、残りは内的要因の退治です。

”自己否定的思考”は自己否定的メッセージを繰り返し聞かされることで心の奥に植え付けられます。
つまり、自己肯定的メッセージを繰り返し自分に聞かせることで打ち消すことができるのです。

「なんだかんだ、自分は頑張っているよね」
「こういう人間がいてもいいよね」
「他人を気にしてたって仕方ないよね」
自己否定しそうになったときは、ポジティブな言葉で打ち消しましょう。

内的要因の退治は自分との戦いです。
自分の弱さや欠点を認めたうえで、「それでいいじゃない」と思える強さを手に入れる必要があります。

もちろん自己肯定的な曲を聞いたり、前向きになれるアニメや映画を見るのも手段のひとつです。
自分が欲しい言葉を何度でも自分に聞かせてあげましょう。

自己肯定的メッセージを繰り返すことで、内的要因は徐々に弱まっていきます。消えていなくなる頃には、自己肯定感らしきものを手に入れているはずです。

3.毒親育ちの課題は「自分を大切にすること」

毒親育ちは自己犠牲が体に染み付いています。

・自分より他人を優先し、なんでも我慢する。
・他人が嫌がることを率先してやってあげる。
・限界まで頑張って他人に頼ることができない。
これらに身に覚えはないでしょうか?

毒親育ちには、他人から無条件で愛された経験が乏しいです。
愛情に植えているので、他人から愛されようとして自分を蔑ろにしがちです。

愛情を他人に求めることを一旦止めて、自分自身に求めてみてください。
自分を大切にすることは、毒親育ちの人生における課題だと私は思っています。

・自分のやりたいことをやらせてあげる。
・やりたくないことから自分を守る。
・制限や常識を取り払い、自分を甘やかす

四六時中こんな具合にはいきませんが、毎日少しでも自分ファーストの時間を取ってほしいです。

”自分ファースト”は意外と身近で些細なことだったりします。
例えば、好きなおやつを(誰にも譲らずに)1人で食べる。
無理な願いや気が乗らない誘いを断ってみる。
3食外食で済ませて1日中引きこもる、などです。

”自分”は一生そばで応援してくれる最強のパートナーです。
小さなことから自分を大切にしてみるのはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました!
解毒法についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらをお読みください。

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