アマイモンについて語りたい

「フォルマウスの4冥王」の盟主にして自身も中央議会に歯向かう「まつろわぬ王」の一人であるアマイモン。この記事は、そんな彼についてあらゆる活用方法(主にカウンター)から取り留めのない考察に関してまで勢いで書いたものである。

尚、当方は初回開催の「死者の国の4冥王」未プレイであり(常設後既読)、初回開催の「メギドラルの悲劇の騎士」はほぼ全編未読であることを最初に断っておく(参加済み)。


また、メインストーリー9章1節までのネタバレを含む可能性があることに留意した上で本項をお読みいただきたい。

基礎情報と運用

ナンバー:真41

☆6時ステータス(最低保証値)

カウンター

特性/死を紡ぐ策王:10%で呪い反撃

HP:5997(最低保証値全メギド中152位)

攻撃力:1354(13位)

防御力:429(126位)

素早さ:503(70位)


ラッシュ

特性/知将の威光:バレットアーツ状態中、受けるダメージを20%軽減

HP:6733(128位)

攻撃力:890(119位)

防御力:538(31位)

素早さ:515(63位)


ご覧の通りカウンターは攻撃特化で全キャラでも両手足の指に入る強さ、ラッシュは高い防御力を誇り、スキルを使うだけでダメージを軽減しバレットパのワントップを勤められるようになった。カウンターのやわらか戦車っぷりが印象深かったせいでこれにはめちゃくちゃ衝撃を受けた。この辺の変化については後ほど語りたいと思う。

運用についてはカウンターはオーソドックスに状態異常パに混ぜて高倍率奥義で殴る以外にもカウンターと言うことでバーサーク怒涛での運用、耐久の低さを逆手に取ったCビフロンスやBフォルネウス不在時のネクロ、やや鈍足高火力を利用したチェインでの奥義発動やアスラフィルライブを絡めた所謂「断罪ライブ」などなど。特定のタクティカルソートに依存する技を持たない為、素直な運用がやりやすいのが長所と言えるだろう。特にバーサーク怒涛での運用の際、ダメージ分吸収回復できる「ラーフラワー」を持たせれば不沈艦と化す。

状態異常パでの運用についてはジニマルが一人で(専用霊宝装備時)3種類の状態異常を付与出来、コルソンは彼女に先行して束縛を掛けられる為冥王間でシナジーが大きい。アマイモン自身の耐久力が低い為、壁は必須だが高火力相手でも扱いやすいガープは反撃で目眩付与も可能であり、またストーリー配布であるバラムも(専用霊宝装備時)「虚弱」を付与することで更に打点を伸ばす事が出来る。アマイモンの奥義は「基礎倍率3.5倍(+かつLv1時)+付与されている状態異常/弱体1つにつき0.5倍ずつダメージ上昇」となっており、状態異常を扱うメギド全般と相性がいい為スタイルを越えてのPTも組みやすい。更に自身もスキルで束縛が付与出来る為、奥義は実質攻撃力の4倍な為前述したタクティカルソート系のPTに混ぜても問題ない。

一方リジェネレイト体であるラッシュはバレットアーツに組み込まれ、自身でバレットを消費することも覚醒スキルでは可能だが基本的にはオリエンスやマモンと言ったアタッカーの補助運用がメインになる技構成、ソートの性質上銃=スナイパーに偏りがちな中ワントップも勤められる硬さと特性を手に入れた。スキルで生産可能なバレットはフォトン破壊+ランダム弱体であり、MQでもこのバレットをCアガレスで撃たせることで安定攻略が可能であったり、ランダムだが複数の効果を発生させられるのでマモンとの相性もかなり良い弾丸になっている(本人は不本意かもしれないが。余談だが、特性はリーダー時ニスロク/ウトゥックと同じである)。また弾丸の内容はフォトンの状態に左右されない為、劣化フォトン環境でも安定してサポートが可能であり、その点でも7章以降の攻略に向いていると言えよう。相性のいいメギドが配布にも多く、初期メンバーであるマルコシアス(覚醒スキルが列)、スキル1個でお手軽に列に攻撃できるcアガレス、そして跳弾が強力なマモンなど、(マモンはやや育成が難しいが)扱いやすいメギドばかりであり、特にcアガレスは奥義も打点を伸ばせる点ではかなりシナジーがあると言えるだろう。


関連人物

※前述の通り悲劇の騎士はほぼ未読と言って差し支えないので、ここではフォルマウスの4冥王についてのみ記述させてもらう


ガープ

彷徨う死の王。4冥王の中で唯一追放されている祖メギド。アマイモンの因縁の相手であり好敵手でもある。元々はコルソンを同盟に誘った際、条件として提示されたジニマルも同盟に加える際、ジニマルから出されたガープも同盟に加えるという条件の為に会いに行った(非常にややこしいことになっているが、ジニマルかアマイモンのキャラクターストーリーを参照のこと)。その際ガープから同盟に加わる条件としてヴィータ体での一騎打ちを申し込まれ、これを受けるが中央議会の軍団の乱入によって中断。勝敗はおあずけとなり共同戦線を結ぶことをガープは受け入れる。が、当のガープの気質とアマイモンの頭が良すぎるが故のすれ違いによって同盟は崩壊、ガープは追放されてしまう。その後ヴァイガルドで再会した際、再び戦いを挑むが指輪の支援の前にガープに敗北。しかしそれによって誤解は解消され、フォルマウスの4冥王は変則的ではあるが復活を果たす。ガープ自身はアマイモンを対等と見ており、前述のメギドラル時代の決闘の結果の話になった際はどちらが優勢だったかで揉め、ウェパルに二人揃って一蹴されている。また、Rアマイモンのキャラクターストーリーでは祝杯を上げに酒場にバルバトスと共に向かう約束をしていたが、対抗心からである。

戦術面においては盾として以外にも確率発動ではあるが耐性がなければ確実に入る目眩反撃で火力に貢献できる。

コルソン

魂なき軍団の王。今の「フォルマウスの4冥王」が作られた一助になった存在。大人のヴィータ体への変化を嫌った為、中央議会に目を付けられる。性格は良くも悪くも子供らしく、物事を深く考えないが純真無垢。「コーちゃんわかんない」が口癖であり、それに対してアマイモンが大胆に簡略化しつつ要点だけを一文で解説し、「コーちゃんわかった!」と言うのが冥王会議お決まりの流れである。また他人をあだ名で呼ぶ癖があり、アマイモンのことは「アモさん」と呼んで慕っている。

戦術面ではアマイモンに先んじての束縛付与で覚醒スキルまで効率よく動ける他、奥義の混乱付与による敵行動の妨害とアマイモンの奥義倍率上げ、2巡目に束縛が付与されていれば呪いを追加で付与できる点などが相性がいい。リジェネレイト体は自己完結型。

ジニマル

蒼海の滅王。軍団「アビスピアーズ」の王でもある。4冥王の中では実質唯一率いている軍団名が判明している。かつては「爪が汚れるから」と戦場に出たがらなかったが、ガープと共闘したことで戦場に立つようになり、それがもとで同盟への参加にガープを連れてくることを条件にした。非常に仲間・部下想いで撤退戦の時は危険を承知でアマイモンを連れ戻しに行き、ヴァイガルドに訪れ幻獣と一体化してしまい命の危機に瀕した際も自身よりもアマイモンとガープが和解したことを喜んでいた。またアマイモンは唯一彼女にビンタ(恐らく)されたうらやまけしからん男である。よく爪が傷付いたことに憤慨するがアマイモンには困惑されている(押し退けられて倒れたことよりも憤慨する為)。

戦術面では3種類の状態異常によるアマイモンの打点強化、アマイモンからはゾンビ化や病気の入らないボスに束縛を掛けることで奥義の自然回復付与を回避することが出来る点で相性がいいが、ゾンビ化反転ダメージを利用する場合はフェルニゲシュ(召喚SSRオーブ)などで束縛を解除するか束縛を利用せずゾンビ化を付与する必要がある。

フェルニゲシュ

召喚SSRオーブ。カウンターの覚醒スキルにも登場。どちらも敵味方両方に利益を与える効果があり(覚醒スキルは敵自身攻撃力上昇、オーブは束縛時ダメージ2倍だが攻撃後敵の束縛を解除)扱いは難しい。メギドラルでは凶暴な龍族の幻獣だったが「とあるメギド」に敗れ、そのメギドの従者になったという。ツンデレな性能ではあるが、束縛解消はジニマルとのシナジーにもなりうるし(1ターン間隔で攻撃力の2倍のダメージが出せるのだから釣り銭は多いと言えるだろう)覚醒スキルも現在ではネクロに逆用することも可能であることから一概にハズレとも言い難いと考える。

ライカ

アマイモンの軍団の副官にして腹心。彼に付き従い忠誠を誓っているが、古株であるが故裏切り者に対して容赦のない様をよく知っている。多分彼が町興ししてるアマイモンさんを見たら卒倒してそのままカトルスに帰っちゃったりするんじゃないだろうか。

人物像

台詞ではことある毎に「裁きを下す」「断罪します」と、何やら恐ろしげなことを口走っていたり、回復や蘇生の台詞がやや冷たく聞こえるが、彼は基本的には穏やかな性状であり、味方には寧ろ優しい。が、それは彼の味方であるうちだけであり、裏切ったが最後、追放されていようが何だろうが問答無用で殺しにかかってくる。こわい

アジトでの台詞も本当に味方かどうか確認してきたり、直接主人公を信頼しているわけではないようなことを言ってくる。こわい

が、これは初登場イベント「死者の国の4冥王」及び彼のキャラクターストーリーで明かされるが、同盟相手の一人であったガープに裏切られ、事実上同盟が崩壊してしまったせいであった。…のだが、後に(イベントストーリーにて)フォルマウスの4冥王を脅威と看做した中央議会によって仲違いをさせられ、挙句ガープが追放されてしまった(しかも互いに勘違いしたままの状態で)と言うことが明らかになり、ガープと和解をしたことで中央議会と戦うソロモンらと同盟を結び、これが後に大きく役に立つことになる。

そして時は流れ、アドラメレクらによるアジト襲撃、及び不沈軍団マモランティスによるペルペトゥム襲撃(6章)。コルソンの文字通り命がけの連絡によって窮地を知ったアマイモンはジニマルと共にガープの救援に馳せ参じる。ちなみにその後の8章の成り損ない騒動の際、コルソンはペルペトゥムにいた為黒き門周辺にいる(はず)アマイモンやジニマルも含め4冥王がペルペトゥム近郊に集まっていると考えられる。

キャラクターストーリーはカウンターはジニマルと同様、イベントの前日譚を彼の視点で描いたもの。味方との関わりや彼の考え方、ガープとの確執の始まりを垣間見る事ができる。

ラッシュでは一転、「死者の国の4冥王」の直前に訪れた(cコルソンのキャラクターストーリーに登場した)街をディズ○ーランド化するというだいぶ毛色の変わった話になっている。リジェネレイトしたアマイモンに対する冥王たちの動揺やいろいろなメギドが(ある意味正しく)適材適所で活躍するなど冥王推しだけでなくあらゆる人間が楽しめる素晴らしいエピソードになっている。また最後には、彼自身の経験を踏まえたリジェネレイトに対する考察が語られる。


ちょっとした考察

アマイモンはカウンターでは攻撃力がかなり高い一方、耐久に関する数値が100位を下回っている。バランス調整の一貫とすることも出来るが、少し穿った見方をすれば束縛で最低一つは状態異常を掛けることができ、束縛をかけた上で覚醒スキルを使えば自身一人でも敵自身攻撃力上昇→4倍奥義と自己完結も可能な性能である。確かにダメージを伸ばすにはデバフを盛っていく事が重要ではあるが、1300超えの攻撃力の4倍ダメージというのは4ゲージにしては破格とも言え、あくまでダメージ上昇は周囲を「利用しているだけ」とも取れる。彼は勁さと同時に脆さと危うさを抱えた孤独な王であったとも言えるのではないだろうか。

☆6時のスキルモーションでも、敵に束縛を掛けるが自身の軍刀も鎖で繋がれており、かなり無理のある体勢での斬撃を繰り出している。自分自身も過去、あるいは4冥王という安全と信じたいものに縛られているようにも感じられる。

奥義モーションは特に表情を見ると苦しげな表情であり、また跳躍からの剣を地に突き立てる部分はしっかりと地面を見つめ、やり場のない怒りが現れているように感じる。

一方ラッシュの奥義モーションはやや長めの演出であるが、跳躍後、背中から飛び込み目を閉じている。またラッシュのステータス配分はやや防御に寄っており、前述したとおり味方へのサポートに特化した能力、特に8魔星マモン祖の系譜に連なるメギドたち、あるいは現役の議席持ちであったりと、まつろわぬ王であるアマイモンからすれば相容れない者たちとの相性がかなり良いバレットを生成する。前述したキャラクターストーリーでも、ガープらに驚かれるほどメギド72のメンバーを頼っている。これが彼の最大の変化であり、それを表した技構成、モーションなのではないだろうか。

おわりにと言う名の自語り

最初の出会いは恐らく、月中か何かだったと思う。確かcサレオスさんを狙ってガチャっていた。そこに彼は来た。「お前じゃねえ!!」と絶叫し拗ねて育成もせず隅に放っておいたのを引っ張り出したのは常設化された「死者の国の4冥王」だ。最初期からずっとガープを推し、それこそイツメンならガープだけ速攻☆6にしてあとはだましだまし進めていた私がガープがメインと聞いて飛びつかない訳がなかった。

ストーリー完読後、同時に当時は貴重だった共襲で手に入れた素材をしこたま注ぎ込んで育成した。多分4→6まで2日も掛かってない。勢いって怖い。ついでにそのままジニマル様も育成したし霊宝も作った。

メギドでは(よっぽど宗教的な問題でもない限り)来た当初はそうでもないが、イベント等で出てきたときストーリーで殴り殺して意識がなくなったところを沼に放り込むと言う事件が発生しがちだが、例に漏れずアマイモンさんはそのパターンである。今回はそこにコーちゃんとジニマル様もついてきた訳だが。

何が言いたいかわからなくなってきたので冥王をすこれと言って筆を置こうと思う。

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