私とハリーポッターの思い出

ハリーポッターの舞台に激ハマりしている。
もう萌え萌えで生活がままならない。
正直ピクシブやxの見過ぎで仕事にも遅刻しそうだし、舞台の脚本本のセリフひとつひとつに胸がいっぱいで笑ったり切なくなったり泣いたり忙しい。

ハリーポッターは自分が小学校高学年の時に映画第一作が公開された。その当時はハリーポッターの小説を読んでいる同級生ばかりだったので、友人数人と電車で1時間くらいかかる場所にある映画館に行った。時間に余裕があったほうがいいと映画が始まる2時間前に着いて、映画館に並んでいた。

すごく寒かった記憶があったから調べてみたら公開は12月だったのでそのくらいに時期だったのだろう。
友達のよっちゃんは一年中半袖で過ごすと決めている男の子だったから、その日もやっぱり半袖で寒そうだったけど、別に平気と言っていた。
8時くらいになって近くにあるパン屋さんが開いて、交換でパンを買いに行き分け合って食べた。
その後観たハリーポッターの映画は面白くて、でもその始まるまでの寒くて2時間も前に集合してどうすりゃいいんだって悩んだ時間がめちゃくちゃ記憶に残っている。

その後、ハリーポッターは上下巻刊行になり父親が死んで経済的に厳しかった我が家では購入することが出来なくなった。
続きは図書館で借りて読んでいたけど、いつの間にか読まなくなり、私が専門学生くらいになってから映画が完結した。
専門学校の同級生にハリーポッターが好きな子がいて、その子に誘われて最終章を観て感情がめちゃくちゃになったけど私の子供時代を象徴するような作品が完結したことは嬉しかった。
ハリーのままならない子供時代は、両親を早く亡くした自分にとっては共感したし、デリカシーはないが明るくて優しくて勇敢な友人と聡明で思慮深い友人がいるハリーに癒されていた。(この通り3人組推しである)

そして先日の舞台である。
舞台自体ものすごく久しぶりに観るのでワクワクしていたが、それよりも内容がもうすごくて帰り道に何十回もすごかった……と放心していた。
大人になっても迷い、苦しむハリーの姿に胸が締め付けられ、子供たちの苦悩と成長が胸に刺さった。大人になっても友の存在は救いになるっていうことや、愛は不変でその存在がなくなったとしても絶えず残るっていうことが伝わってきてめちゃくちゃ最高だった。
またすぐ観に行きたい。スタジオツアーも行きたい。

こうして私もハリーポッターの思い出がまた1つ増えたのだった。
いつの時代の私にも寄り添ってくれてありがとうハリーポッター。

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