【きれはし47】漫才 トンボ
A「いやー、段々寒くなってきて秋も終わりそうだけど、どうだった?今年の秋は」
B「うーん、圧倒的に食欲の秋だったわ」
A「まあ美味しいものいっぱいあるもんな」
B「そうそう。俺はトンボ食うのにハマってたんだけど」
A「えぇ、、、まあ最近昆虫食とか聞くけど、何でハマったの?」
B「家の近くの田んぼにでっかいアキアカネが出るっていうのを噂で聞いてさ」
A「はぁ」
B「行ってみたら本当にでっかいアキアカネがいて」
A「どんくらい?」
B「伊勢エビくらい」
A「でっかいな〜」
B「頑張って捕まえて、持ち帰って食べたんだよね」
A「それを何で食べようと思ったんだよ」
B「いや、色と大きさが伊勢エビだったから、味も伊勢エビなんじゃないかと思って」
A「色と大きさ以外が全然違うだろ。伊勢エビは空飛ばないから」
B「でもこれが美味しかったんだよね」
A「てかそれ大丈夫?分からないけど田んぼのヌシとかだったんじゃない?」
B「ヌシ?」
A「うん、そのトンボの霊に取り憑かれたりするんじゃないの?」
B「はは、そんな訳ないだろ。何言ってんだお前ら」
A「うわ、手遅れだったか。複眼になってんじゃんお前」
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