【きれはし171】漫才 女子高生

A「今日電車乗ってたらさー、女子高生が一気に8人も乗ってきたんだよねー」

B「女子高生が一気に8人も!?いいじゃんー、活気があるんじゃないー?」

A「それが活気があるどころの騒ぎじゃないんだよ」

B「へえ、そうなの?」

A「うん。俺は座ってたんだけど、女子高生は立って円になってずっと喋ってんの」

B「ほう」

A「そしたら女子高生が立ってるところに、光の線が浮かび上がってきて、八芒星ができたんだよ」

B「女子高生が八芒星を!?やっぱ若いエネルギーってすごいんだねー!」

A「そしたら八芒星の真ん中から、きゅうりの妖精が現れてさー、」

B「女子高生の八芒星からきゅうりの妖精が!?あ!もうすぐ旬だからかなー?」

A「妖精が踊り出したんだけど、するとどこからともなくシンガポールの通貨が湧いてきたんだよ」

B「うそ!?女子高生の八芒星からきゅうりの妖精が現れてシンガポールドルを発生させたの!?」

A「これどういうことだと思う?」

B「いやー、どうもこうも女子高生の起こした奇跡としか…いや、待てよ?」

A「お、どした?」

B「今までの一連の出来事の頭の文字をいい感じに並べてみて?」

A「え?いい感じに?女子高生、八芒星、きゅうりの妖精、シンガポールドルの発生…じょ、は、きゅう、しん…まさか!」

B「そう!今日からシン・エヴァンゲリオン劇場版:||のラストラン上映が始まるから、そのためのプロモーションに違いないよ!」

A「庵野秀明め〜!いつの時代でも革新的なことをするなあ!く〜、憎いぜ!」

B「やっぱり庵野監督は日本が誇る巨匠だね!」

A「お前のおかげでからくりに気づけたよ!ありがとう。話をしてくれて」

B「そうと決まれば、今からシンエヴァ観に行くしかないね!」

A「うん!」

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