ことづて

ことづて

うたを  愛する  人たちよ
生きる  ことの  すばらしさを  声  高らかに  歌って
いのちは  等しく  尊い  ものだと
うたよ  伝えて
生きる  ことの  すばらしさを
歌った  うたこそ  平和のうた

妙見幸子「いのちは  ひとしく」部分『風になって伝えて  ーさっこと友だちー』東方出版より

　　　ことづて         （どこかの町の高田 作）

いのち　を　歌う
いのち　の　すばらしさ　を　歌う
いのち　の　等しき　平等を　歌う
日常では　かたれない　ことを
きれい　ごとを　うたう。

歌うとき　もはや　私は
障害者　でも　敵役　でも　なくて
いのち　を　もった　いちわの　小鳥
たからかに　たからかに　うたう。

歌を　愛する　人よ
どうか　高らかに　うたって　ください
あなたが　生まれたことは　尊い　と
わたしが　生まれたことは　尊い　と
これは　私が　産まれる前からの　ことづて
妙見幸子　という　うつくしい女性からの
そして　私自身の　あるひとつの名を　持った
ひとりの　たいせつな　生命からの　ことづてです。