楽天大丈夫か

今日はNewsPicksの「どうなる楽天!?」という動画を見た感想について話そうじゃないか。本編は3時間の討論番組だが、1時間しか一般公開されていないのであくまで印象論である旨ご了承願う。この1時間で一体何が語られたのか?要は、モバイル事業に参入したはいいものの「楽天はん、そんなに赤字垂れ流しちゃって何をやりたいのですか?」という切り口から結構真面目に楽天三木谷社長の実像に迫りたいのだなと思った。発案はどうやら堀江貴文氏らしい。堀江氏にとったら、ライブドア時代に野球球団をさらわれた因縁の相手らしく、本当かどうかは定かではないが、一般視聴者からはホリエモンは恨みから三木谷社長の失敗を嘲笑する意味で粘着しているのだと噂されている。確かに、彼のYouTubeチャンネルにて定期的に流される三木谷楽天情報には、面白可笑しく茶化した一面があるのでそう思わなくもない。ただ、三木谷楽天だけで3時間語ろうなんてもはやこれは愛である。確かに聴いていると三木谷社長という人物は興味深い。何を隠そう僕もれっきとしたいち楽天モバイルユーザーなのであるが、贔屓目に見ても他社3大キャリアに勝てるサービスを提供出来ているとは思えない。僕の様な毎月大量のギガを消費するユーザーには安くて有り難いのだが、恐らく自分の様なタイプは日本に10%といないのである。楽天のモバイル事業参入には当初確かに意味があった。3大キャリアは、毎月どんなに安くても恐らく毎月3000円位は各人から徴収していたのだから。それを突き崩したから他のユーザーだって感謝しなければいけない。ただ当の楽天は利益が見込める話だったのか?バカ高い電波塔に投資する必要はあったのだろうか?今だってどうせauから電波かりているのだろうから。それに参入してきたら、3大キャリアだって流石に値段を落として顧客を死守するはずである。普段からCMを流しまくっているのだから元々知名度は圧倒的なのだ。携帯の他社乗り換えなんて余程の動機がなければ消費者心理からしてあり得ない話である。
楽天は極論、どうやらモバイル月額0円も視野に入れていたらしい。モバイルにはお金を落としてくれなくても構わない。その代わり楽天経済圏に入ってそっちで金を落として欲しい。楽天は確かに銀行や市場等、昔の財閥の様相を若干ていしており、究極的には可能なのかも知れない。但し時間が間に合わないだろう。赤字が無くなりせめてトントンになるまで耐えれるか。電波塔を建ててしまったのは自称財閥として自負に過ぎなかったのかもしれない。三木谷社長の野望と甘さが垣間見えた1時間であった。

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