順大男子長距離の関カレ結果と感想

知った事ではないと思うが聞いて欲しい。
以下に結果を纏める。

1500m決勝
後田築① 3‘48“73(2着)
大野聖登① 3’49”20(4着)
1500m予選
中川拓海① 3'56“79 (11着)

3000mSC
村尾雄己②8‘46”36(3着)
山﨑颯②8’59“23(10着)
林龍正①9‘01”61(11着)

5000m
三浦龍司④13’45“52(1着)
吉岡大翔①13‘48”19(4着)
服部壮馬③14’04“99(10着)

10000m
浅井皓貴③28‘30“11 (4着)PB
海老澤憲伸③ 28’48”84 (9着)
荒牧琢登① 29‘18“30 (19着)PB

ハーフマラソン
石井一希④ 63’33(8着)
藤原優希④ 64‘57(15着)
神谷青輝③ 67’54(28着)

まず関カレとはなんぞや。それは関東圏の大学で争われる陸上競技大会である。よってハンマー投げや幅跳びもやっているのだが、僕は箱根駅伝とりわけ順天堂大学が好きなので、春の前哨戦としてこの大会の長距離結果に注目しているのだ。偉そうに書いたが注目し始めたのはここ最近であって僕はにわかであるのでそのつもりで。
なんだなんだ、どの種目も入賞(8位以上)してて順大凄いと思うかもしれないが話はそれ程簡単ではない。関カレは1部と2部に別れて行われるので、箱根ライバル校の駒澤、青学と順大は今回競っていないのだ!では何処と競ったのか。ざっと挙げると、
中央、早稲田、法政、東洋、明治、日体、東海、山梨学院
になるだろう。ただ今年箱根2位の中央や同じく強豪の東洋はエースを出さなかった(ただの怪我かも)。だから安心は出来ないし今年は戦力がガクッと落ちたと言われていたのだが、結果は去年よりも良かった。1500mの1年生二人入賞が大きい。今年の順大新入生は実に優秀だった。五千の高校記録を持っている吉岡やインターハイ2冠の大野等、上に名前が挙がっていなくても箱根のメンバー争いをしそうなのが他に2,3人いる。ただ1年の弱点はずばり、スタミナ不足。高校はどんなに長くても10キロ。箱根は20キロなのだ!「箱根まで後何ヶ月あると思ってるの?」と思うかもしれない。だがそれは浅はかである。彼らは正月あくせく走るためだけに入学してきた訳ではない。1500mだって3000mSC(障害)だって走りたいのだ。これらはスピードや技術が重視されるので、箱根とは別種目とすら言えるかもしれない。という事を東京五輪代表の三浦が苦戦する様子を見てきて思ったのである。
話は戻って、上記結果を考えると一応箱根メンバー10人頭数はなんとか揃った気がする。特に強豪ひしめく五千において服部が10位に入ったのは大きい。彼の本職は3000mSCだしね(本職が不調だとも言える)。逆に5区山登りを期待され今回恐らくテスト出走であったろう神谷は実に残念だ。今のままでは出走不可だろう。5区はハイレベルな区間なので、関カレに選ばれる程の基礎走力を持った中から選ばれるのが本来望ましいのだが。他は良くも悪くも割と順当だった。
来年の箱根に関してはまだまだシード落ちの危機から脱したと言い難いが、短めの出雲駅伝くらいならやれそうだなとますます思った。


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