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日本が中韓の企業に負けた理由、それは『世界を制して疲労困憊になったところを襲われたから』、という話

日本企業が中国や韓国のメーカーに敗戦し、買収されるのも珍しくなくなってきました。
なぜ日本のメーカーは中韓のメーカーに負けたのか、その点を元シャープのエンジニアであった中田行彦氏の著書『シャープ 企業敗戦の深層』を基に、改めて考えてみました。

日本のメーカーは欧米企業の牙城を崩し、一時は世界を制しました。ただ、日本の企業の戦い方は『欧米が基礎を抑えた技術を使い、多くのコストを使い、商品化を行う』というところで、とにかく金はかかる反面規模も小さく儲かりにくい、日本のような大市場かつ消費力に優れた市場を持つからこそ成り立ったビジネスモデルだったんですわね。

さらに悪いことに、このときの成功を『日本の必勝パターン』として育った経営陣が、既に育ち切って『安く、大量に』が必要な市場で再現しようとして、結果戦い方を間違えなかった中韓のメーカーに負けていったんですわね。

結局のところ、ビジネスとは提供する商品を正しい方針で正しくタイミングを見極めて投入することが必要で、それが過去の成功体験が邪魔をしてなかなかできなくなっているのが、日本企業が敗戦した本質論なんですわね。

まとめ

  • 日本は中韓のメーカーに負けるケースが増えているよ

  • そもそも日本のビジネスモデルは欧米が生み出した基礎技術の製品化であり、カネはかかる割に儲からない領域だったよ

  • 日本はその成功体験が忘れられず、とにかく投資をしては失敗を繰り返してきたよ。その様子をしっかり観察して『間違いのない戦い方をしての市場参入』をしてきたのが中韓のメーカーだよ

  • 日本は戦い方を見直さないと、ジリ貧だよ、でもだれも市場開拓しなくなったら、果たしてどうなるんだろうね?

元記事引用元


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