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小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録

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小豆島八十八ヶ所を徒歩で巡った記録 「遍路道」が主役です
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#徒歩遍路

小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第5回:本堂→阿弥陀寺→

小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第5回:本堂→阿弥陀寺→

歩いた日:2023年6月中旬

今回は草壁地区からオリーブ公園のある西村地区まで、海沿いを歩きます。車であればあっという間に通り過ぎてしまう区間ですが、果たしてどんな景色に出会えるでしょうか?

本堂→安養寺前回の最後、本堂の前の道をそのまま進むと国道436号線に出ます。ちょうど国道に出た所にあるのが草壁港で、2021年までは高松までフェリーが発着していました。

国道を西に歩きます。内海(うちの

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小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第4回:→一ノ谷庵→本堂

小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第4回:→一ノ谷庵→本堂

歩いた日:2023年6月中旬

今回は寒霞渓の麓、草壁地区周辺の霊場を巡ります。前回と違い高低差は少ないですが、意外にも(?)バリエーションに富んだ景色を楽しめます。

なお、この辺りは『小豆島遍路地図』と『小豆島おへんろ道案内図』とで巡る順番・ルートが異なります。今回は後者のルートを歩きました。

→一ノ谷庵前回の最後、県道29号線のX字状の十字路からスタートです。旅館跡のある、東側の細い道を進

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小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第3回:西照庵→石門洞→

小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第3回:西照庵→石門洞→

歩いた日:2023年6月上旬

更新が遅くなってしまいました。
第3回は小豆島が誇る名勝「寒霞渓(かんかけい)」を目指します。といってもこれはあくまでお遍路なので、ロープウェイに乗って渓谷美を楽しむ…なんてことはお預けです。

西照庵→栄光寺まずは県道28号線を安田方面に歩きます。第1回の冒頭でほんの少しだけ触れましたが、県道28号線の通る苗羽(のうま)・馬木地区は大小さまざまな醤油メーカーが集う

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小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第2回:古江庵→西照庵

小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第2回:古江庵→西照庵

歩いた日:2023年5月下旬

第2回は島の南東に位置する田浦(たのうら)半島の霊場を巡ります。前回お伝えした通り、観音寺→古江庵については写真を撮っていないため文章のみの紹介となるのでご了承ください。

第四番 古江庵(ふるえあん)前回の最後で観音寺を出発し路地から広い道(県道248号線)に出ましたが、まずその県道を西に進みます。やがてカーブしながら坂道となり、左手に瀬戸内海、右手にホテルの廃墟

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小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第1回:碁石山→観音寺

小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第1回:碁石山→観音寺

歩いた日:2023年5月下旬

いよいよ小豆島八十八ヶ所訪問記のスタートです。なお、徒歩遍路を始めた動機が動機なので、霊場そのものは簡単な紹介に留めておきます。その理由として、純粋なお遍路については既にネット上に様々な方が記録を上げていますが、本シリーズの特徴として、これまであまり取り上げられることのなかった「遍路道」に焦点を当てていきたいと考えているためです。

第二番 碁石山(ごいしざん)古い

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小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第0回:出発前のあれこれ

小豆島八十八ヶ所 遍路道を歩いた記録 第0回:出発前のあれこれ


はじめに小豆島について

これをお読みの皆さんは「小豆島」と聞いてピンときますでしょうか?
「バカにするな」と思う方もいるでしょうが、一応簡単に説明すると

瀬戸内海に浮かぶ香川県の島で、西部の土庄(とのしょう)町と東部の小豆島町の2つの自治体からなる

人口は合計2万5000人ほど、面積は瀬戸内海の島としては淡路島に次ぐ2番目の広さ

オリーブ、醤油、素麺、佃煮、ごま油などが特産品

高松、岡

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