ニッポンのなぜ?なぜ?【満員電車編】
電車の本数や建物が少ないわが県。
そんな県でも通勤ラッシュなるものがある。
毎朝7時10分に改札を通り、駅のホームへ。たくさんの人を詰め込んで7時15分に出発。
今日もいつもと同じように7時10分に改札を通り、
ホームへ向かっていったとき、いつもなら溢れかえっているホームに
人がいない!
ほんとにがーらがら。
なんと電光掲示板を見ると、15分発の知らせがなく、19分発の別のホームへ行くように書いてあった。
この19分発の電車には、15分発に乗るはずだった(わたしのような)人と、いつも19分発に乗っている人とが乗り合わせることになった。
2台分の電車の人を乗せて、動き出そうとする電車。
その中で、わたしは「は??」と思うことに複数回出会うことになる。
1.なぜ声をあげないの??
わたしは、6車両編成のうち、4両目に乗った。
座席はもちろん満席で、入り口からどんどん人が押し入ってくる。
そしてこんなに人が多いのに、困った顔をしながらも無言の車内。
「もう少し寄ってください」
「すみませーん」
こんな声すらあがらない。
なぁぜ?なぁぜ?
その一声で、一歩ずつでも中の人がつめてくれるはずなのに。
2.なぜ動かないの?
わたしは、こんな満員電車でも「自分にできることは?」と考えてしまうタイプ。
少しでも人が入れるスペースができるよう、体向きを変え、かばんの持ち方を変えてみる。
だけど、1ミリも動こうとしない男の人がいた。
その人は、イヤホンをして、スマホで野球のゲームに熱中。
周囲では、押しつぶされそうになる人もいるし、この電車じゃないと遅刻するかもしれない人もいるサバイバル状態。
なのにびくともしない男の人。
なぁぜ?なぁぜ?
何かの事情があるのかもしれないが、周りに見向きもしようとしない、協力してやれない大人がいることに腹が立ってきた。
3.なぜ謝るの?
暑さと窮屈さもあいまり、腹立たしさは佳境を迎える。
たびたび流れる車内放送。
「1人でも多くのお客様が乗れるよう、今一歩、中へ進んでくださるよう、お願いします」
「車内大変混み合っております。皆様のご協力をよろしくお願いします」
「本日、〇〇線が〜の理由で止まっております。ご了承ください。」
車掌さんが、発車前から運転中も常に乗客に向けて丁寧なアナウンスをしていた。
素晴らしいぞ、ニッポン。
ところが、この言葉にだけは違和感を覚えた。
「本日は大変混み合っており、申し訳ございません。」
「混雑のため、発車が1分遅れましたことをお詫び申し上げます」
車掌さんは悪くないのに、こんなに謝るの
なぁぜ?なぁぜ?
4.インドよりまし
なんやかんやいろいろ考えながら無事に目的地まで到着できた。
今朝の出来事を振り返ってみると、
ほとんどの人が周りに気遣いをして、少しでも寄ってあげようとするし、
定刻通りに出発する乗り物があるニッポン。
これはよく見る「インドの超満員電車」に比べると、全然ましではないか!
むしろ、素晴らしいぞ!
あの腹立たしさも、インドのあの光景を思い出すだけでちっぽけなものに思えてくる。
今朝のことで学んだこと、それは、
日本の良さを知るためにも、
いろいろな世界を見たり味わったりするべし。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
7月は毎週水曜日に投稿しています。
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