見出し画像

【同じ炭水化物でもあることで太りさすさが変わる!?】Part①

こんにちは!
パーソナルトレーナーの土岐です!

今回はインスリンの分泌で血液中の栄養素が脂肪細胞に吸収されることを防ぐ方法として、同じ炭水化物でもGI値を低くすることで太りにくくする方法をお伝え出来ればと思います!!

それではまず、簡単に実践できる方法からお伝えしたいと思います!

それは

一度加熱した炭水化物を再度冷ましてから食べる

一度加熱した炭水化物を5℃くらいまで冷ますことによって、レジスタントスターチ(RS)というでんぷんが増えます!

レジスタントスターチが増えることによって糖の吸収が穏やかになり、GI値が下がり、それによってインスリンの分泌を抑制することができます!

ここで注意点があり、5℃くらいまで冷ませばいいからといって、冷蔵庫とかに入れるのではなく5~6時間以上かけて冷ますことによって、レジスタントスターチの活性を上げることができるので、その辺は注意が必要になります!


そもそもレジスタントスターチ(RS)とはなにか?
についてお伝えできればなと思います!

普通のでんぷんとは違って、小腸まで消化吸収がされずに大腸の方まで届くでんぷんのことを総称してレジスタントスターチと言ったりします!

日本語で言うと難消化性でんぶんと言ったりします。

通常唾液に含まれるアミラーゼとか小腸内のアミラーゼによって、でんぷんが細かくブドウ糖の方に分解されていって、小腸から吸収されて血糖に反映されていくわけなんですけども、このアミラーゼの影響を受けないのがレジスタントスターチ(RS)となります。

糖質なんですが、食物繊維に近いものになります!

一旦今の部分をまとめますと

一度加熱した炭水化物を冷ます▶RSが増加▶小腸で吸収される糖が減少▶血糖値の上昇が緩やか▶GI値が低下▶インスリンの分泌量穏やかに▶脂肪細胞に取り込まれる栄養の量も減ってくる

という流れになります。

続いてはこのレジスタントスターチを含む炭水化物について、解説していきたいと思います。

『RSを含む炭水化物』

・豆/芋/米類
⇒でんぷん質の糖(多糖類)

上記のように単糖類ではなく、複合炭水化物と呼ばれるような多糖類がレジスタントスターチを含む炭水化物となります!

さらにマニアックになりますが、このレジスタントスターチは4つに別れており、1.2.3.4と分かれております!

『RS1』
・雑穀のように硬い組織に囲まれていて、消化酵素がでんぷんまで届かないタイプ

『RS2』
・十分に加熱されていない未糊化のでんぷん
⇒でんぷんが細かい糖に分解されていない状態のもの

『RS3』
・一度加熱したものを冷やすことで増えていくもの
⇒一部のでんぷんが再結合することによって、消化されにくい形に編成したものになります。

『RS4』
・人工的に生成されたもので化学修飾することによって、そもそも消化酵素が効きにくい形になったでんぷん


もうお気づきの方いらっしゃると思いますが、今回お話してる内容はこのレジスタントスターチ3(RS3)のお話しになります!

全部書くと長くなってしまいますので、今回はこの辺りにします!

次回実際血糖値や太りやすさに変化はあるのか?
論文を元に解説していきたいと思います!

是非次回もお楽しみに^^*!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?