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あなたの会社、本当に通勤できますか?

さて結果の出る求人広告を制作する下準備として、ターゲット(求職者)のことを調べる(知る)ことは欠かせません。

例をあげて考えてみましょう。
どんな求人広告にも会社へのアクセスについて説明する項目がありますよね。そこへあなたなら何を書きますか?会社の住所と最寄り駅からバス15分・・・といったところでしょうか。

今回はあなたの会社に転職したくても通勤手段がなくて応募を諦めているターゲット(求職者)がいるかもしれない、というお話です。

実際に通勤できる方法を記載する

そもそも建設業者の求人広告の「最寄り駅からバス15分」や「マイカー通勤可」などという記載は、求職者に対して嘘をつくようなものです。

建設業なら早朝5時台に会社に集合して現場に向かう、という会社も多いでしょうが、ではその時間帯に「最寄り駅からバス15分」の場所にある会社に出勤できるでしょうか?

当たり前ですが、早朝すぎて公共交通機関を使っての通勤は不可能です。


ということはターゲットはマイカー通勤ができるか、会社から徒歩圏内に住んでいる人でなくではならない、ということになります。

もっと言えば最近の20代は車をもっていないケースも多いので、あなたの会社が駅から遠いのに《現場への直行直帰NGルール》なら、この時点で若者から応募が来る可能性は低くなってしまうかもしれないのです。

これは、建設業と条件面で競合する人手不足の3業種(運送・介護・工場)と比べても大きなマイナスです。他の不人気業種は公共交通機関を利用できたり、送迎バスがあったりするので、車をもっていなくても勤務できる場合がほとんどだからです。

もしかしたら車がないのであなたの会社を諦め、別業種に転職した若い求職者がいたのかもしれません。

「通勤手段しっかり説明」だけで差別化できる

ですから、もしあなたの会社が毎朝作業員の家の近所まで社用車で迎えに行って現場に向かう乗り合いシステムだったり、通勤に使用できる社用車を貸与する用意があるなら、しっかり記載しましょう。

そうしたフォローも説明もなく「最寄り駅からバス15分」や「マイカー通勤可」とだけ記載してしまうのは不親切です。
また、どうしてもマイカー通勤が必須ならそれを記載し、支給する交通費についても『当社規定による』ではなく可能な限り明確に表示するべきです。

この通勤手段の問題はとても重要なのに、真剣に取り組んでいない建設会社が多いです。逆にいえば、他社との差別化できるアピールポイントにもなり得るということ。チャンスですよ!社長さん!


あなたの会社の求人広告ではどのように記載されていますか?
チェックしてみましょう。

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