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希望の見つけ方(15)ハンパは疲れる

苦手なこと
嫌いなこと
不安なこと
 
ほんとうはやりたくない
だけど逃げられない
どうしてもやらなければならない
 
あれやこれやと迷ったあげく
しょうがない、やるっきゃないか!と
腹を決める、居直る、覚悟を定める
 
するとどうだ!
ハンパなオレの前に
広々とした水平線が広がったではないか
 
人からなにかを頼まれて困ったなあ、という経験はありませんか?ほんとはイヤなんだけどなあ、でもお世話になったあの人の依頼は断れないし、といった状況です。私もあります。あるとき人生の先輩Aさんに、「松崎君、◯◯の会の場の設定を考えてくれないか」と言われました。私は本来、細かいことが大の苦手で、会場の予約や予算、進行の流れなど(ああ、面倒くさいなあ!)と投げ出し対してしまうタイプです。
 
以前ある知人から、都々逸(どどいつ)にこんな文句があるよ、と教えてもらったことがあります。「惚れて通えば千里も一里」。好きな人のもとへは、どんな遠い距離だって短く感じる、という意味。それはそうですね。人間の本性です。いっぽう、その逆もあります。嫌いな人のもとへは、一里も千里です。
たとえば苦手な上司に)なにかを報告しなければならないとき、またたとえば、嫌いな会議に出席しなければならないときは、時間の経つのが何倍も長く感じます
 
苦手なことはやりたくないらない…私もついそんな気になってしまいます。しかし今回は逃げられない。Aさんには永年公私ともどもお世話になった人。さあ、どうしよう?今回の依頼はこれまでの恩返しのチャンスでもあります。ぐるぐると迷った末にこう考えたのです。(どうせやらなければならないことならば、いっそのことハンパな気持ちを捨てよう)と。
 
やるならやると覚悟する。腹を決める。するとどうでしょう。そこに喜びすら見出だせるではないですか!私は中途半端な気持ちを捨て去るために、あえて司会役も買って出ました。会の運営に必要なこともAさんにどんどん連絡し相談しました。(こうなったら徹底的にやってやろうじゃないか)とこんなノリで。さて、当日のこと、私は当事者の一人になりきって積極的に会を盛り上げました。楽しい時間をありがとう!という参加者の言葉がジンと嬉しかったものでした。
 
ハンパとは及び腰でものごとに取り組むこと。それは、かえって疲れることなんだなあ、と今回思い知ったことでした。
 
 
◎カイゼンひとくち英語
Doing things halfway is actually very tiring.
中途半端はかえって疲れるもんだよ。
 #創作大賞2024 #ビジネス部門

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