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希望の見つけ方(27):Forget it!

いやなことは
あっという間に忘れてしまう
 
ネガティブな記憶は消去する
そして
ポジティブな一歩に変換する
 
記憶力より
忘却力のほうが
大事なときがあるよ
 
ある企画が進行していました。ほぼ形になりかけていたのに、フッと先方からの連絡が途絶えてしまったのです。こちらから連絡してもなしのつぶて。こうなるといろんな憶測をしてしまいます。なにか気に入らないことでもあったのだろうか?ひょっとして予算が合わなくなったのだろうか?一週間、二週間と音信は途絶えたまま。(そうか、企画は不要、ということなんだな。)今までの労力を思うとすごくくやしいけれど、忘れることにしました。
 
英語でよくForget it!と言います。忘れてくれ、もういいよ、などの意味合い。気持ちよく前に進むには、ときにいさぎよく忘れ去ることも必要です。
 
書店に行くと、記憶力の本はよく出ています。でも、その反対はない。忘れていいことはきれいさっぱり忘れてしまうスキルとして「忘却力」があってもいいのではないか。たとえば別れた彼氏のことが忘れなくて、新しい男性との出会いに臆病になっているA子さんがいたとします。元カレはすでに家庭をもって幸せに暮らしていると聞きます。そのことがA子さんの心を痛めます。忘れられないから前に進めないのです。
 
私が実践している忘却力をつけるためのコツをご紹介しましょう。その1、発散する。ああ悔しい、なんであの人は私を捨てたのよ、とか、忘れられない気持ちのあれやこれやを、親しい信用のできる人に大いに語り発散することですね。やがてカタルシス(浄化)が訪れ、スッキリします。ほら、映画の悲しい場面を観て涙をながしたあとにやってくる、あの一種の爽快感です。
 
その2、肯定する。悔しくて忘れられないのは、心のなかで事実を肯定できないでいるのです。A子さんが、あの人は本当は今も私を好きなはず…と思い詰めて事実を自分の都合の良いように解釈する。そうなるとストーカー的な心理に陥る。危ない、危ない!事実を静かに見つめ、受け容れる練習をすることがとても大事になります。つらい事実を受け容れ、肯定する練習をしているうちに少しずつ忘れることができます。
 
私が17年間続けているメルマガ「57秒の元気術」(注)のサブタイトルは「ヤなことあったら水曜日に水に流そう」。そう、日本語には、水に流すという素敵な表現があったのです。
 
 
◎カイゼンひとくち英語
Forget it. Just move on!
ヤなこと忘れて先に進もうぜ!
 
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