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不在で気づく、家族の真髄”シナジー”

人間のシナジーを語る時、これ以上ない例として挙げられるのは、言うまでもなく家族である。

シナジーは、まさに家族の真髄である。家族のメンバー一人ひとりがそれぞれに異なる味わいを加え、家族というミックスができる。

家族はシナジーの最高のかたちになり得る。

スティーブン・R・コヴィー

こんにちは。DINのまーちゃんです。
コヴィー博士のこのメッセージに、気まずさをおぼえた名古屋のワーママです。

私(まーちゃん家)といえば、
「自分時間」と「育児」をwin-loseととらえ(一人時間【win】vs 子守【lose】?!

夫は「家事育児を私の役割だと思ってる」と憤りを感じていた(育児は母親の仕事?

夫婦間トラブルのメッカ。
そんな我が家に訪れた「夫が二児を連れて帰省してくれる」という、まーちゃんフリーダムの4日間。幸いにも序盤に冒頭のメッセージを胸に刻めたので、家族のあり方を意識しながら過ごしました。

夫のwinを自分も体験してみた

夫のwinは、ジム、サウナ、マッサージ。
余裕がない時、これらに「行ってきていい?」と聞かれると、条件反射的に「NO!!」が出ていました。もはやアレルギー反応。

しかし今回4日もあったので、試しに毛嫌いしていたサウナに自分が行ってみました。子どもができて「温泉・銭湯=素早くあがるもの」になっていた。サウナなんて素通りの対象。ヒノキの香り漂うあの熱帯空間に足を踏み入れたのは何年振りか・・・。

”サ活”の説明書き通りに、サウナ→水風呂→外気浴。
忙殺される日常を脇において(子どもは夫と義母がみてくれていて)、自分を整えている爽快感✨帰りにマッサージにも寄って、最高のコンディションに!

パートナーが心地よく感じる物事(win)に自分の身も置いてみて、今まで知らなかった、興味もなかった世界を知ることができた。自分と違う嗜好のパートナーと、趣味や習慣を交錯させて 新たな気づきを得る。これもシナジーの一つの形かもしれません。

家族のwinに繋がる経験をする

フリーダム3日目には料理教室へ。「時間がない」「子どもがいる」を理由に距離を置いていて、1年半ぶりの受講。

こんな非日常のメニューを出したら家族も驚くだろうな。こんなに美味しい献立、夫にも味わってほしいなと、なんと夫への思いやりも浮上。

習得したレシピを帰宅した家族に振る舞ったら、次回・次々回も料理教室中、夫が子守してくれることになりました。「時間がない」「子どもがいる」の壁、一瞬で崩壊。

他の役割で考えるとお互いさま

自分時間に読書もできました。
ワーママのカリスマ、はるさんの一冊。そこに今の私にピンポイントの一節がありました。

私はこれまで、夫婦間の「石」を「どうやったらすぐに取り除けるか?」ばかりに目が向いていたのですが、できてしまった「石」が別の出来事で相殺されていることもあるのではないか、と少しずつ視点が変わってきました。

たとえば、「病児の対応をする・しない」でみれば、それが偏ると、夫婦の間に不公平という「石」になって残ります。しかし、すぐに戦わない。視野を広げて観察する。すると、夫が他の役割(キャンプへ行くなど)をしているなと気づいて、「まぁ、お互いさまか」と思えるようになったのです。

尾石晴『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』(ディスカヴァー・トゥエンティワン・2022)

「別の出来事で相殺」。週末ワンオペがちだけど、まさに今、一人時間を4日も享受させてもらえている。"GIVE & TAKE"で補い合うのも夫婦のシナジー。「お互いさま」の感覚が腹落ちしました。

生い立ちの異なる夫婦だからこそ

育てた親も、育った環境も異なる夫婦。価値観や考えが異なるのは当然。ぶつかることもあれば、新たな発見が生まれて、win-win、シナジーの源泉ともなりうる。

家庭内の対立ほど悲痛なものはない。皮肉なもので、家庭では最高のシナジーを体験できる反面、最も深い悲しみを味わう。人生でどれほど大きな成功を収めても、家庭での失敗を補うことはできないだろう。

スティーブン・R・コヴィー

夫婦間・家族間の価値観の違いを、尊ぶか、異質と拒否するか。シナジーへと昇華させるか、対立の源泉にするか。「家族はシナジーの最高のかたち」でありたい。改めて気づかせてもらえた家族不在の4日間でした。


書き手:まーちゃん@サウナとマッサージにはまりそう(夫からの影響の輪)


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