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「サプライチェーン管理」×「シード期」スタートアップでチャレンジする理由

はじめに


初めまして、2023年4月に株式会社Resilireに営業として入社した土井です。幼少期から顔が変わっていないそうで、コアラ、アンパンマン、朝青龍に似ていると言われます。よろしくお願いします!

これまでの経歴

新卒からサプライチェーン界隈で経験を積んできました。

新卒で営業として国際物流の会社へ入社し、自動車部品や電子部品の輸出入業務を経験。「この業界にはもっとできることがあるはず」と思い、2018年に物流業界向け業務支援SaaSの株式会社Hacobuへ入社。エンタープライズセールスと営業統括を経験し、売り上げ拡大と組織作りに従事。その後、「よりSCの上流の課題にも挑戦したい」と思い、2023年4月にサプライチェーンのリスク管理SaaSを開発・提供する「Resilire」に参画。

今回Resilireで新しいスタートを切ったので、これまでのキャリアを振り返りつつ、これからResilireでチャレンジしたいことを書いてみたいと思います。
初めてnoteを書くので、ぜひ温かい目で見守ってください。
特に以下にご関心のある方は楽しめるかと思いますので、ご一読いただけると嬉しいです。

  • 「モノが届く」ことに興味がある人

  • シード期のスタートアップに興味がある人

  • スタートアップの営業に興味がある人

  • インドで6,000ルピー/月稼げるようになりたい人


物流業界でキャリアをスタートした理由


昔から海外サッカーが好きだったこともあり、漠然と海外に興味を持っていたのですが、大学時代にアメリカに留学した際に、「結局言語の違いがメインだけども、海外で働くってなんだろ?」と疑問が湧きました。
実際に働いてみないとわからないので、インドにヨガを学びにインターンシップをしに行きました。

インドのディベロッパーで働けるとのことだったので、そのインターンシップ先に向かうも、「ソンナハナシキイテナイヨ」と言われたので、早速インドでニートになる貴重な経験を積むことに。
ディベロッパーがこれから開発する予定の田舎町に宿を取っていたのですが、やることは蚊に刺されることしかなかったです。
そのまま帰国することもできたのですが、このまま帰っても悔しいので、面接を重ね、6,000ルピー/月稼げるまでにはなりました。

ここで自分の人生において重要な気づきがありました。
田舎町なので、スーパーは町に1件しかないのですが、写真のように品切れが続出していました。
日本ではこのようなことはめったに起こらないので、いかに恵まれているか、いかに「モノが届く」ということが重要なのかに気づきました。

出典:NHK NEWS WEBスーパーの棚は“空っぽ” イギリスを苦しめるのは…

そこから、物流が社会を支えていること、それは本当に多くの方々の貢献によって成り立っていることを学び、物流の面白さを実感するために飛び込みました。

Hacobuでやってきたこと


そうして、新卒で国際物流の会社に入ったのですが、実際に業務をしてみると、前述した「物流業界の人々の貢献」が本当にとんでもない努力の上に成り立っていることを体感します。
過酷な労働環境、メール、電話、FAXでのアナログなやり取りの連続。多重下請け構造のため、関与者が多く、コミュニケーションコストも高いです。
実際に、最近は社会問題としてドライバー不足が発生し、モノが運べなくなる「2024年問題」も大きく注目されるようになりました。
そんな中、もっとこの業界で出来ることがあるはずと考え、株式会社Hacobuへ転職しました。

Hacobuは物流業界向けに、上記のようなアナログなコミュニケーションをデジタル化するツールを提供することで、「運ぶを最適化」している企業です。
営業として加入し、4年半在籍しましたが、セールスとして数多くのお客様とお付き合いさせていただいたり、組織作りに携わってきた中で、非常に多くのことを学びました。長くなるので、その中でも2つだけ抜粋して書いてみます。

  1. 知っている、分かっていると思わない
    僕は学生時代よりTOC(制約理論)に触れてきましたが、ゴールドラット博士の言葉の中に、「Never say I know」という言葉があります。事業をやっていく中で、お客様にどのような価値を提供するのかは何よりも重要ですが、お客様の課題はどんな原因が起因しているのか、真の課題は何かというのをとことん突き詰めることが非常に大切になります。「○○の製品は○○の課題を解決するサービスだから、お客様も喜ぶはずだ」というプロダクトアウトの思考は真の課題を見失うことがあります。真の課題を特定するためには、「Never say I know」の姿勢で、お客様と共にとことん考え抜くことが必要です。どこまで考え抜いたかで行動が変わり、より大きな価値を作ることができるからです。

  2. 1人よりも2人、2人よりも4人
    営業を始めた当初、苦労の果てに成果を出せるようになってきましたが、ある時、「1人で出す成果よりも、2人で出す成果、2人で出す成果よりも、4人で出す成果のほうが大きいのだから、他のメンバーも自分と同じかそれ以上のことが出来るようにしなさい」と代表の太郎さんに言われたことがあります。
    そこから、1人で出来ることは限られているのだから、それぞれの強みを活かして、弱みは補い合えるようなチームを作ろうと心がけるようになりました。「1人で得られる経験だけではなく、5人で得られる経験を得よう」とチームで勝つことを学びました。

Resilireに入社した理由


このように、Hacobuで物流業界を良くしようと取り組んでいましたが、お客様から、たまに「物流も課題山積みだけども、そもそもサプライチェーンの上流で発生している問題が根本なんだよね」と聞くことがありました。
Hacobuでやっていた「物流」は下の図でいう、「在庫管理」「流通」の部分にあたりますが、その前の「調達」「製造」工程での問題も大きいと言うのです。

参考:https://www.suzuyo.co.jp/column/scm.html

当たり前ですが、そもそもモノが作られなければ、運ぶこともできないので、もともと「モノが届く」ということに対して問題意識がある自分としては、この上流に課題があるのであれば、そこにもチャレンジする必要があるのではと思っていました。

ある時、ご縁があってResilireと話をする機会があり、「モノの安定供給を実現する」というワードを聞いたときに、ここにチャレンジが必要かもと思ったのが入社のきっかけです。

Resilireという会社が何をやろうとしているかというと

Resilire(レジリア)は、「データでサプライチェーンをアップデートする」をビジョンに掲げ、サプライチェーンリスク管理SaaSを開発・提供しているスタートアップです。

提供している価値は主に3つ。
1.Excel数千行で管理されているサプライチェーンをツリー構造で可視化
2.ブラックボックス化しているサプライヤー情報の開示・可視化
3.国内外の災害情報の取得、サプライヤーへの影響範囲の特定

つまり、上の図でいう「調達」の工程をメインに、一連のモノが届く過程をリスク管理、サプライヤーの管理という側面から支援しているスタートアップになるので、まさに自分にぴったりでした。
今は上流工程の調達から支援を開始していますが、蓄積されたデータをもって、製造や流通などのサプライチェーン全工程へ支援する幅を広げていくことになるので、自分のキャリアとの掛け算で、幅広い価値提供ができるようにしたいと考えています。

Resilireで挑戦したいこと


Resilireはまだ、サービスをピボットしてから1年半ほど、かつ社員は6名と少ない状態です。しかし、VUCAの時代というように、戦争・災害など不確実性が高まっている中で、既に医薬、化学、自動車業界の大手企業の皆様と取り組みを開始しており、ニーズは大きいと感じています。

Hacobuでは20人→120人のフェーズを経験しましたが、6人の組織をさらに大きくして、「モノを安定供給する」というテーマを実現できるような組織を作りたいです。
既に在籍しているメンバーも、他有力スタートアップを経験してきた素晴らしいメンバーなので、全員でどこまでいけるか、楽しみです。

まとめ


以上をまとめると・・・

  1. Resilireというサービスを通じて、多くのお客様のサプライチェーンを強くし、「モノの安定供給」を実現したい

  2. メンバーの強みを活かし、弱みは補い合うことで、グローバルな大きなテーマに立ち向かうことができる強い組織を作りたい

  3. 素晴らしいメンバーとどこまでコトに向き合えるか試してみたい

最後に


ここまでお読みいただきありがとうございました。少しでも読んでよかったと思っていただけたら嬉しいです。
今後は、物流で培った経験と、これから調達領域で培っていく経験を掛け合わせて、「モノが届く」という生活には欠かせない仕組みを持続できるよう取り組んでいきたいと思います!

そしてResilireではこの大きなミッションの実現に向けて、一緒に向かっていける仲間を募集しています!

少しでも興味を持った方は、↓の会社紹介をご覧いただき、その勢いで採用情報にもアクセスしていただけると嬉しいです!

たくさんの皆さんとご一緒できることを楽しみにしております。
改めてお読みいただきありがとうございました!

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