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【#読書】新版 科学がつきとめた「運のいい人」 #中野信子

結論を先に書く、

何も考えずに本書に書いてあるムーブをやってみたらいいと思います。
自分を変える努力と思わずに、
一つだけでいいので、そのままやってみる。
これが答え。

なぜその答えに辿り着いたかというと、
僕は運がいいから。

運がいい僕が本書を読んだのは、なんで運がいいのかの答え合わせができると思ったから。

僕は以前、運がいいと言われることに悩んでいました。
そんなことはないと。
けどだんだん、「そうかもしれない」と思うようになり、
いまでは豪運の持ち主なんだろうと思っている。


本書については今回もネタバレをしない。

本書には、運気が良くなる方法というよりは、
「運がいい人がとっているムーブ」についてなぜその人が運がいいのか科学的な裏付けをしている。

この視点でSNSを見ていくと面白いかもしれない。
付き合うべき人がわかってくるかもしれない、というのも読んで気づいた感想。

本書に書かれていることは、僕は実は習ったことがあった。
仏教の教えにとても似ている。

自分を大切にすること、
他者を思いやること、

以前、真言宗の住職に師事した際に、

僕「仏教ってなんですか?」(一番聞いてはいけないやつ)

住職「仏教っていうのは、みんなでたのしく、よりよく生きていこうっていう教え」

まるで亀仙人のようなことを言う。

けどまさしくその通りで、戒律や質素とか規律とかって言う部分がお坊さんのイメージにあるとは思いますが、
実際に仏教が教えていることっていうのは、苦からの解放であって

よりよく生きる(みんなで)

なんですよね。

では「仏法」とは何か。
世の真理や理|《ことわり》
つまり基礎となるアルゴリズムのこと。
それらを理解して、運がいい人ムーブをかますと、

世の中ハックになるのかもなぁ。


運がいいことと、
「努力の量」は関係がないので、
ひたすら頑張ろうな!!

※※※


最後に、一つだけ本書に書かれたエピソードを紹介する。
ネタバレではなく史実だし。

パナソニック創業者である松下幸之助が
採用試験の面接の最後にこんな質問をするそうです。

「あんさんは運がよろしいですか?」(君は運がいいか?)

「私は運がいい」という方を採用したそうです。


ここで本書について注目したい点は、
このエピソードをググるとたくさん出てきますが、ほとんどの記事が、

「運が悪いと言った人を落とした」
と書いてありました。

しかし、本書で中野さんは

運がいいという人を採用したとエピソードを紹介しています。

この違いに気づいた人いますか?

大事なのは、
「自分は運が悪いと言わない」ことではなく、

「自分は運がいいと言う」ということ。
この小さくて大きな違いこそ、運がいい人のムーブ。


おすすめです。

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