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【#セルフブラック】時代に求められるのは厳しさより『楽しさ』

時代を遡る事はできない。
まさか『あの頃は良かった』なんて思ってませんか。そしたらあなたは【過去の人】だ。

セルフブラックの間違ったひとり歩き

やばいことになり出したと直感した。
危険予知がゆんゆんです。

『大人は若者に厳しく言えない、だから若い人たちは自分で厳しくするしかない』
このイチローさんのアドバイスが切り取られてしまって大人が騒いでいる。

なぜか『厳しくした方が良かったのか?』とか『厳しさは必要だったんだ』とか勘違いしている。
俺のターン!みたいなノリで。

他者(特に若手)に対する『厳しさ』への議論に変わってしまった。

落ち着いてください。
必要なのは『自分への厳しさ』であって他人への強要じゃない。

まずお前がやれ。
背中を見せろ。

なのです。

セルフブラックの勘違い

セルフブラックは文字通り自分を自分で厳しくという意味なんでしょう。

それだけの話なんですよ。

キツいとか、苦しい、は強要されてない。
自らを律するルールの中で努力するほかない『時代』になったよというだけ。

仏だって苦行に飽きて『なんの成果も得られませんでした!』っつってやめちゃったんだから。

この柔軟さが大事。

仏が修行次第にあらゆる師に会いに行き、
自ら試してみたというのがとてもとても尊い行為なのです。
だからこそ良いか悪いかがわかってる。

答えは『好奇心』です

僕は若手の子達には、以下のように言っています。

自分の仕事に興味を持てるように、
まず『業界』に興味を持つ、
商品に興味を持つ、
会社に興味を持つ、
仕事に興味を持つ、
仕事のスキルに興味を持つ、
興味が湧くスキルが見つかるまで『知る』と『触ってみる』をやってみる
面白そうなもの見つけたら『やり続けてみる』
仕事で試してみる

『知る』はなんだっていい。
雑誌でも書籍でもYouTubeでも、展示会でもセミナーでも『先輩』でも『上司』でもなんなら『社長』でもいいじゃない。

『触ってみる』に関しては、昔より無料なものがたくさんあるのでなんのハードルもない。

やるか、絶対やるか

この【好奇心】をうまく利用するのがセルフブラックだと僕は考えます。

(仕事ができるかは別の話よ)

にんじん🥕をぶら下げたり、
鞭打って走らせるのではなく

勝手に走っちゃう感じ。

あえてここで大人の役目を言うならば、
怪我や事故をしないような『世界観』を与えてあげること。だと思います。

厳しさ(DB)より大冒険(DQ)を大切に

これは持論(自論?)ではあるが、僕ら40代半ばくらいまでの日本人が学校教育のなかで、
厳しくも押さえつけられて失った『個性』。

誰かが設計した『高度成長時代に求められる人物像』にみんなが近くなるように。訂正、強制、【排除】されて来た結果は、

無個性、無主張の世界

他人への厳しさはある意味ロボット化の強要です。
品質管理を生業とする僕としては非常に耳が痛い。

製品で言うならば、プロダクトアウトのような『設計品質』を守ることが高品質と言われていた時代があります。
いまは時代が変わっていて、パーソナライズされた『ときめき品質』『やすらぎ品質』なる言葉があります。

当たり前のことは当たり前にやりつつ👈ここ大事
お客様が求める物をお届けする。
いつまで経っても道半ばで改善し続ける永遠のテーマです。

人は製品ではないのは大前提として、
製品かのように扱われて来た僕らが、僕らの時代の教育を『セルフブラック』ってバズワードをきっかけに美化するのはダサいです。

僕の世代はドラゴンボール(DB)をよく喩えにだす。ジャンプ黄金期かつキングオブ少年漫画です。
厳しさと頑張りの果てに力を手にして敵に勝つという部分はほんとうに感動するし憧れます。

それを強要されたキャラが1人います。

ヤムチャです。
彼はもと山賊で仲間たちに巻き込まれていつの間にかZ戦士クオリティで評価されてしまい苦悩します。
一度は戦いから離れて『プロ野球選手』になってみたり恋をしたりといろいろ人生を試してる男なのです。

けどね、この男。
地球人って枠組みで言えばベスト5には入る実力の持ち主なのです。

けど、みんなサイヤ人(あるべき姿)を目指して強要しちゃう。ヤムチャにも。そこに問題があると思いました。

それよりも、ドラゴンクエスト(DQ)のように、『あなたが勇者(主人公)』だと言われて冒険にでるほうが楽しい。
冒険のやり方は自由。

ただし、意図したクエストをクリアしなければならない。

このクエストを用意してあげるのが大人の役目かなといまは考えています。

決してオープンワールドではなく、
RPGツクールのように『意図した世界観』の中で自由にプレイしてもらう。
事故らんように間違わないように、外れないように設計された世界。
彼らが自分で興味を持って自らのポテンシャルをあげてクリアしていく(という理想論)

初めのうちは、ですよ。

クリアすべきクエストを用意
いざとなったら協力プレイ
最悪は代打でプレイ
くらいのつもりで。

DBよりDQ

僕もあなたも勇者なのだ。

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あとがき




恥ずかしながら呪いにかかったままの
僕はいまだにスーパーサイヤ人を目指して
いつもつまづいている。

それを若手には強要しないって話。

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