ひぐらしのなく頃に ミステリー満載!でもそれだけではない!大好きなアニメになった(ネタバレ注意)
ひぐらしのなく頃に【出題編】と
ひぐらしのなく頃に解【解答編】をついに観た。
物凄いアニメだった。
視聴日数は4日間。
舞台は昭和58年。
ひぐらしの鳴き声に癒されるのがとても好きなのに、”ひぐらし“の鳴き声が、いつかトラウマになってしまうのではないかと心配になるほどの奇怪な事件が次々に起こるのだ。ショッキングなシーンも多い。
後にこのアニメのカテゴリーがホラーだと知った。
しかしホラーやミステリーという単語で簡単に片付けられない魅力が多く詰まっていた。
このアニメに出会ったきっかけはズバリ口コミ。
アニメ好きの人の間でも、特に人気の作品というのを耳にして観てみたくなった。
私はアニメにとくに詳しい訳では全くない。
そうは言っても、面白そうな劇場版アニメがあれば8割くらいはチェックするようにしている。
ジブリ作品などはほとんど映画館で観ている。
なんと奇遇な事に、この秋(10月)からこのアニメがテレビ放送されるという。リメイク付きで。
既に人気作品をチェックできた安心感で、テレビの方は観ないつもりでいたが、リメイク版と聞いたらこれはもうテレビの方もチェックせずにはいられない。
余談だが、過去にはリメイクしましたという宣伝なしで、『しれっと』リメイクされて放送されたアニメもあるらしい。ファンはびっくり。ネットがざわつく、的な事である。
元はコンピューターゲームだという。
コンピューターゲームが元のアニメといえば
シュタインズゲートだが、こちらは既に観ている。
シュタインズゲートのテーマといえば世界線の違い。
『ひぐらしのなく頃に』も出題編から、いくつかの違う世界線の話が描かれていく。
私ははじめそれに氣づかなかった。
当初の解釈としては、違う世界線なのではなく、主人公がそれぞれの話ごとに変わって、その人物の主観で描かれているものとばかり思っていた。
ただ、その中で前回のエピソードの事実と違うぞ?という箇所がいくつも出てきた事で、もしやと思い、はじめて
「あ、これは違うパターンの話か」と。
ただ、ブルーの髪の毛の古手梨花ちゃんが何度も人生をやり直しているのだとは思わなかった。
私が物凄いアニメだなと思った理由は他にも沢山ある。
これって本当に2000年代に創られたの?というような、今の世の中そのまんまを表してあると思った。
世の中の裏側というか真実というような事が随所に散りばめられており、その度に私は停止ボタンを押して唸った。描かれる日常にも無駄がないのが良い。それらがクライマックスに活きてくるのが素晴らしいところ。
私がとびきり、びっくりしたのが宇宙人話。
開いている人がいらっしゃれば是非ぜひ観て欲しい。
2006年当時に私がこのエピソードを観ていたとしても、あまりピンと来なかったと思う。
2020年になってから加速度的にさまざまな情報のシャワーを浴びた私にとってはとても衝撃的だった。
そう。
もはや古い、というか周知の事実であったことを、いかに自分が知らずに生きてきたかという事を思い知った感覚もあった。
世界の真理、人間の真理、心理、友情、見えない世界、全て詰まっている。
それにしてもこの「ひぐらしのなく頃に」に関わらずだが、アニメ作品というのは
世のコアな部分を見事に描いてある。
ただただ感服するばかりだが、本当に素晴らしいと思う。
日本のアニメが世界的に人気な事は、日本人であれば誰しも聞いた事があると思う。
私はこの作品を観た事で、内容のあまりの素晴らしさに、さもありなんと思った。
冒頭でトラウマになりそうと書いたが、物語が進むにつれて救いのある形になっていく所も気に入った点のひとつ。
まだ全てのシーズンを観終えた訳ではないが、
私の生涯観たアニメの中でも最も心に残る素敵な作品になった。