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こどもの意見を反映させるまでの道のりはとても長い。でも、だからこそ意味がある。

今日は、「こども大綱」の中間整理に対するこども・若者対象の公聴会に委員として参加していました。

おそらく政府として、こども・若者向けにちゃんと公聴会をやるのははじめてのこと。それも、小学生年代、中学生年代、高校生〜20代の3区分に分けて、それぞれ「こども若者いけんの会」として実施をしました。

1時間での実施で、それぞれ参加者が最大50名だったので、時間がかなりキツキツではありましたが、当事者だからの意見がたくさん出され、ときには胸が詰まるような気持ちにもなりました。

そもそも「こども大綱」とはなにか?

今日の会について詳しく触れる前に、そもそも「こども大綱」とはなにか?を解説していきたいと思います。

まず、この4月にこども基本法が施行され、こども家庭庁が開庁となりました。「こどもまんなか社会」を掲げ、こども政策の横串を刺す国の司令塔がやっとできたのです。

こども大綱は、それを具体的に示すための指針のようなもので、国は大綱をもとに政策推進を行っていきます。

今回の大綱の場合、今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等を取りまとめることになっています。つまり、今後5年間のこども政策の柱立てがこども大綱になると言っても過言ではありません。

こども大綱については、意見募集ページに詳しく掲載されています。

こども大綱は、自治体こども計画のベースにもなる。

こども大綱がつくられるまでも、もちろん子どもや若者に関する大綱は整備されていました。具体的には、子供・若者育成支援推進大綱、子どもの貧困対策に関する大綱、そして、少子化社会対策大綱の既存3大綱です。


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