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はじめまして、「おんせん図書館みかん」と申します。

「おんせん図書館みかん」は、石川県加賀市の山代温泉通りに2020年8月に開館予定の私設図書館です。加賀市の新しい文化の拠点として、現在、絶賛開館準備中です。

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この場所は、もともとローカルコミュニティカフェ&コワーキングスペース「山代コドン」として、2018年から営業を行ってきました。

開店してから約2年。ローカルコミュニティカフェ&コワーキングスペースとして失敗だったとは考えていませんが、新しい時代に合わせた、新しいこの場所のカタチを模索していきたいと、メンバーで議論を重ねてきました。

とくに、時代の大きな変化を感じるここ最近。私たち自身も変化していかなければいけないことを、ひしひしと感じています。

そこで、この地に私たちが新しくつくり出そうと考えたのが「おんせん図書館みかん」です。

「みかん」の由来

おんせん図書館みかんは、「未完成」の「未完(みかん)」に着想を得て、名付けられました。

この場所単体では、完成していない、完璧な場所ではないけれど、ここに来た方が、「みかん」の場づくりに参画してくれることで、それぞれにとって完成された場所になる。そんな思いを込めて、名前を決めました。

未完成な「みかん」ですから、足りない部分があるかもしれません。でも、それは見方を変えれば、あなたが参加して完成させるための「アソビ」だったりもします。

「ダメな場所だなぁ」と思わずに、「自分だったらどうするかな?」と「みかん」のオーナーになった気持ちで来てもらえると嬉しいです。

「おんせん図書館みかん」は、山代温泉を、加賀市を、世界一の温泉文化都市にするという目標を掲げています。未完成なみかんですが、目標だけは一丁前に壮大なのです。

『加賀・能登文学道』という本が出版されているように、加賀市は多くの文化人に愛されたまちです。

そんな加賀市の山代温泉で、これまでの重厚な文化を重んじるだけでなく、地域住民と観光客、移住者など、様々な立場の人が入り混じることで、新しい文化をつくりだしていくような場所を私たちは目指しています。

この場所の使い方

みかんは、大きく分けて3つの使い方ができます。

ひとつは、もちろん図書館として。

ひとつは、自習室(学び、働く場)として。

ひとつは、あなた自身の表現をする場として、です。

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ひとつひとつを説明していきたいと思います。

まず図書館は、「一箱本棚オーナー」という仕組みを採用する予定です。

一箱本棚オーナーは、月額の料金を払うと自分自身がプロデュースする「一箱本棚」を持つことができます。

テーマを絞って本を置くのもよし、好きな作家の本を置くのもよし、好きな本に関連するモノを置くのもよし、棚の使い方はその人次第次第です。

棚のオーナーは地元住民に限りません。山代温泉は、観光客も多いので、加賀ことが好きになった旅行者が、自分の棚を借りてくれたら嬉しいなと思っています。

つぎに自習室です。

図書館といえば、自習室が併設しています。だから、みかんにも自習室を作ることにしました。

自習室は、大人でも子どもでも、誰でも使えます。せっかくの私設図書館なので、フリーwifiを整備したり、今っぽくオンライン会議ができる部屋も用意する予定です。

図書館を維持していかなければいけないので、利用は有料にさせてください。でも、儲けることが目的ではないので、そんなに高くはありません。むしろお掃除やお店番など、運営を手伝ってくれたら、利用は無料になるかもしれません。

最後に、あなた自身の表現をする場です。

ある意味、みかんは上のふたつの使い方以外の使い方はまったく決まっていません。ただ図書館と自習室があるだけです。

「未完成」な「みかん」ですから、ぜひ「こんな風に使わせほしい!」と提案をたくさんしてほしいです。

例えば、読書会をやってもいいし、講座や教室の会場として使ってもいいし、1日だけ自分のカフェをやることだってできます。

たくさんの人の本棚が詰まったみんなの図書館なので、いろんな使われ方をしてくれたら嬉しいです。

どうぞ「みかん」をよろしくお願いします

まだまだ決まっていないことだらけの「みかん」ですが、とりあえずオープンは8月頭と決まっています。

月に2−3回は「おんせん図書館妄想会議」という、みんなで「おんせん図書館」の使い方を考える会議も開催しているので、関心がある方はぜひ足を運んでみてください。

以上、おんせん図書館みかんの自己紹介でした。

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